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端末の巻き取りも本格化へ

au、旧800MHz帯を用いる「CDMA 1X」を来年7月22日に終了

2011年04月25日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 KDDIは2012年夏に予定されている周波数再編にともない、旧800MHz帯を用いている「CDMA 1X」および「CDMA 1X WIN」(au ICカード非対応機)のサービスを2012年7月22日をもって終了することを発表した。

「KDDIから端末を安く売るから機種変更して欲しいという書類が来たが、どういう意味なのかよくわからない」という電話が家族からあったという話も編集部で聞かれた。今回のサービス変更にともなう機種変更の必要性については、KDDIのサイトなどで確認しよう

 auでは3Gのサービスに800MHz帯と2GHz帯を利用しているが、800MHz帯をメインにして、エリアを整備してきた経緯がある。この800MHz帯についても、CDMA 1X導入時から用いている「旧800MHz帯」と2006年以降に導入した「新800MHz帯」の2タイプが存在し、旧800MHz帯のサービスが今回終了となるわけだ。

 対象となる機器は以下のとおりで、旧800MHz帯のみを用いているWINサービス非対応機やau ICカード非対応機については携帯電話、パケット通信のいずれも利用が不可能になる。2つ目の表に含まれるau ICカード対応機(旧800MHz/2GHz対応)では、2GHz帯による一部エリアでは利用できるため、携帯電話サービスは継続される。主に2006年以降に発表された最近の端末(旧800MHz/新800MHz/2GHz対応)ではサービス内容に変化はない。

 なお該当機種のユーザーには、以前から機種変更を促す書類が送付されている模様だ。ただ携帯電話に詳しくないユーザーにとっては周波数の違いは理解しにくいため、家族や知人からこの件に関する相談を持ちかけられた場合は、同社サイト(http://www.au.kddi.com/seihin/cdma1x/index.html)などに誘導するといいだろう。また対象ユーザーには、機種変更する際の手数料が無料になるほか、機種変更時の端末を特別価格で提供するサービスが実施されている。


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