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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2011 ― 第5回

知ったかできるパーツ基礎知識【最新PCパーツ構成編】

2011年04月20日 12時00分更新

文● 山県

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最新パーツを使ってPCを組んでみよう

 さて、4回にわたってお伝えしてきた「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2011 知ったかできるパーツ基礎知識」。2010年~2011年にかけてのPCパーツのトレンドを駆け足で紹介してきたわけだが、最近自作から離れていたというユーザーもなんとなく一通りは把握してもらったはずだ。

せっかく自作するなら、見た目にもこだわったPCにしていきたい

 そこで番外編となる今回は、最近発売されたパーツを中心に自作PCの構成を考えていきたい。予算的な妥協はあまりせずに、最新パーツを使って組んだ場合にどの程度の金額でできるのかを調べてみよう。
 以下に示すのは、それぞれちょっと変わった一例だが、それをベースに自分の自作PC構成をあれこれと考えていただければ幸いだ。

パターン1
2011年版自作PC的“ホワイトプラン”!?

 今年2月、クーラーマスター製の人気ミドルタワーPCケース「CM 690II Plus」に新色のホワイトモデル「CM 690 II Plus White」(型番:RC-692P)が追加となったのを覚えている人も多いだろう。

クーラーマスター製の人気ミドルタワーPCケース「CM 690II Plus」のホワイトモデルとなる「CM 690 II Plus White」。イベント展示で注目を集め、発売されるなり人気となった

 フロントメッシュ部を含めた外装パネルだけでなく、内部やドライブベイもホワイト塗装が施されているというこだわりの仕様で、「今冬の意外なヒット商品だった」と振り返る関係者も多い。実際に店頭で並んでいる様も良く目立つ製品なのだが、パターン1の作成例ではその「CM 690 II Plus White」を使った1台を考えてみたいと思う。
 まず考えたのが、ケース以外にホワイトカラーの製品はないものかという点。今まで取材してきたパーツ類をあれこれと思い浮かべていくうちに、少ないながらもいくつか候補となりそうなアイテムが見つかった。

せっかく白いケースを買ったのに、光学ドライブのベゼルが黒だと、とてもカッコ悪い。こうならないように白一色に統一したカラーコディネートを考えてみよう

 ビデオカードには「GeForce GTX 560 Ti」搭載のGALAXY「GF PGTX560TI-SPOC/1GD5 WHITE」がある。製品名そのままに、基板が白色の珍しいビデオカードで、コア/メモリクロックが950MHz/4200MHzとなるオーバークロックモデル。その性能もハイエンドモデルに匹敵するパフォーマンスを発揮してくれるのは間違いない。
 GeForce GTX 560 Ti搭載製品の中では異色のモデルとなるために少々相場より値が張るのが痛いが、数少ないホワイトモデルという点では今回外せない一品となる。

「GeForce GTX 560 Ti」搭載のGALAXY「GF PGTX560TI-SPOC/1GD5 WHITE」。基板が白色の珍しい製品。姉妹モデルとして「GeForce GTX 460」搭載の「GF PGTX460/1GD5 WHITE EDITION」があるが、やはりスペック面を考えると「560 Ti」モデルを選択したい

 次はマザーボードだ。実は白いパーツと聞いてまず思い浮かべたのが、この写真のマザーだった。それはSapphire製のマザーボード「PURE Innovation PI-AM2RS69 MHD」。

白い基板を採用するという非常に珍しいマザーボード「PURE Innovation PI-AM2RS69 MHD」。とはいえ、ここで採用するには古すぎるモデルで全くナンセンス

 見事なまでの白基板は今回の企画にはぴったりの製品なのだが、スペックを確認してがっくし。チップセットに「AMD 690G+SB600」を採用するSocket AM2対応の製品で、お世辞にも現役モデルと呼べる代物ではない。というかもう販売すらしていない。

今月発売となったばかりのFusion APU「AMD E-350」を搭載した新モデル「Pure White Fusion E350」。そのネーミングから「ホワイトキタッ!」と小躍りしたのつかの間、なぜか名前と相反する真っ黒な基板採用でズッコケ

 マザーについては「ホワイト」を断念。Sandy Bridge対応マザーとしては人気モデルのひとつASRock「B3 Fatal1ty P67 Professional」を選択することにした。

ASRock製Sandy Bridge対応マザーの中では1、2を争う人気モデルの「B3 Fatal1ty P67 Professional」。ハッキリ言って従来のASRockにあった“変態”というイメージは皆無。マウス専用ポート“Fatal1ty Mouse Port”を搭載するなどゲーマー仕様らしいこだわりも。ただし、あえて1ランク下の「B3 P67 Extreme6」に落とすことで予算を削るのもありかもしれない

 さて、フロントデザインを左右しかねない光学ドライブのベゼルカラー。「CM 690II Plus」のホワイトに負けない“白”となるともはやこれしかない。パイオニアの「BDR-S06J-W」だ。ベゼルカラーは「クリアホワイト/つやあり」というもので、光沢のあるホワイトが特徴的。実際に搭載してみると、ご覧の通り非常にケースとマッチしているのが分かる。

パイオニアのBDドライブ「BDR-S06J-W」。BD-R12倍速書き込みに対応するなどスペック的には申し分ない。記録精度や静音性を高めるための最新技術はもちろん、付属ソフトも3D対応の再生ソフトや、動画編集ソフトなど充実している写真は「CM 690 II Plus White」への搭載イメージ。めったにないホワイト同士のパソコンパーツだが、まさにどちらもこのためにあるのか!と思わせるほどよくお似合い。白いケースには他にもいくつかあるが、それに合わせるドライブとして「BDR-S06J-W」はオススメの1台だ

 残念ながらホワイトのPCパーツはここまで。白いHDDやメモリがあればよいのだが、それらは筆者の知る限りアキバには存在しない。よってその他のパーツは表の通りの構成しとした。

展示用サンプルながら、クーラーマスター製のCPUクーラー「V6GT」にもWHITE EDITIONがある。残念ながら未発売のため入手は不可能だ
パターン1 パーツ構成表
CPU Intel「Core i7-2600K」(3.4GHz)
マザーボード ASRock「Fatal1ty P67 Professional」(P67)
メモリー バルク DDR3-1333 4GB×2枚
ビデオカード GALAXY「GF PGTX560TI-SPOC/1GD5 WHITE」(GeForce GTX 560 Ti)
SSD Intel「SSDSC2MH120A2K5」(120GB)
HDD WesternDigital「WD20EARS」(2TB)
光学ドライブ Pioneer「BDR-S06J-W」(BD-R/BD-R DL12倍速記録対応)
PCケース CoolerMaster「CM690 II Plus White」
電源ユニット CoolerMaster「Silent Pro Gold 800W」(800W)
OS Microsoft「Windows 7 Professional」(64bit)DSP版

 Sandy Bridge対応マザーということでCPUは必然的にIntel「Core i7-2600K」を選択。SSDにはSATA3.0インターフェイスに対応したインテル「SSD 510」120GBモデルをチョイスするなど“イマドキ”のPCに仕上がったのではないだろうか。

開発コード名“Sandy Bridge”で呼ばれていた、第2世代の「Core i」シリーズ。その最上位モデルが「Core i7-2600K」だインテル初となるSATA3.0(6Gb/s)インターフェイス対応SSD「Intel SSD 510」シリーズ。容量120GBの「SSDSC2MH120A2K5」と250GBの「SSDSC2MH250A2K5」の2モデル

 以上の構成を、現在(2011年4月中旬)のアキバで揃えるとすると、概算は約20万円といったところ。いくつか削れる点、削れない点があるものの、総じて2011年4月時点でのPCとしては及第点以上のスペックを実現したといえる。

2011年版自作PC的“ホワイトプラン”。「CM 690 II Plus White」と「BDR-S06J-W」ありきな設定のような気もするが、このような極端なPCも制作可能なところが自作の魅力といえるだろう

(次ページへ続く)

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