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リンクスインターナショナル「ISK310-Fusion(MSI)」

格安Fusionベアで懐かしのラップトップPCを作ってみた

2011年04月21日 12時00分更新

文● 藤山 哲人

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ここからが本番(笑)
ラップトップパソコンを作ってみよう!

 誰も工作しようなんて思わないかもしれないが、どこかにいるかもしれない奇特な人のために、手順を追ってラップトップパソコンの作り方を解説していこう。

(1)ケースと同じ大きさの液晶パネルをバラす

 すでに現役を引退した4:3の15インチ液晶ディスプレイ。パネルを傷つけないように新聞紙でカバーしてから台座をバラそう。

台座をバラして、コネクタ類も外す

(2)ディスプレイと本体を固定する丁番を付ける金具を製作

 適当な大きさのアルミ角パイプを使って、ネジ穴などを開けていく。取り付け用のネジは、M4(直径4mm)なので、M4用のネジも切っておく。
 本当は加工しやすい鉄製の丁番にしたかったが、大きいのが見つからなかったので、ここではステンレス製を使った。値段も張り、硬くて加工できないので、本来ステンレスは避けたいところだ。ステンレスは超硬いので、加工しようなんて考えを捨てるベシ!

樹脂性の部品を跨げるようにアルミ角パイプを使って専用のステーを製作。ステーを液晶に固定したら、丁番をステーに固定する

(3)本体に丁番を固定、液晶の角度はドアストッパーで

 正面右側に丁番を固定する。エアーが通るメッシュ分部は凸状になっていたので、これはハンマーを使ってへこませ平らにする。なかなか強引だ(笑)。

液晶を本体に取り付ける。液晶パネルの角度調整には、ドアストッパーが便利だ。なにせ液晶ディスプレイは鉄板が使われているので、磁石でくっつくドアストッパーは着脱ができる!

ドアストッパーの足の長さが足らネー!

 いざドアストッパーを付けてみたら、液晶が天を向いちゃって

足の長さがさっぱり足らネー!

 いいや、こんなことは計算済みだ! ということで急遽アルミパイプでシークレットシューズを履かせて高さを確保っ!

おお!もうラップトップパソコンになってきた! ここまで、図面を引いて、部品を買い出しに行って、加工してすでに2日。面倒臭いから、もうこのあたりで終わりにしたいなぁ~

(4)液晶がぷら~んぷらんするのでロック機構も必要じゃん!

 ノートPCは硬いヒンジを使っているが、それを作るのは面倒。なのでバタンッ!と倒れても液晶を保護するようにソフトゴムのクッションを付けてみた。
 気休めのように見えるが、かなり効果はある。また液晶パネルがぷらんぷらんするので、倉庫のドアロックに使う緑色の掛け金も装着!

本来掛け金は、丸いリング状のものを付けるが、ここはネジ1本で簡略化。リングをつければ、南京錠でロックすることだってできるぞ!

(次ページへ続く)

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