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行っとけ! Ubuntu道場! 第40回

~師範、“Natty Narwhal”って何ですか!?~

2011年04月14日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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「Unity」の操作方法に慣れよう!

編集S:ということでUnityの画面を見ていくのだ。画面左にランチャーが表示されてて、必要に応じて全画面ランチャーが起動する、と。……ってあれ、この画面どこかで見たことがあるぞ。10.10のNetbook Editionそっくりだ。

小林:Unityは10.10のNetbook Editionでも使われていたものですね。

あわしろいくや:中身は書き直されてますな。そもそもClutterでアニメーションさせよう、という発想から「どうせアニメーションさせるんだからCompizでやれば」という考えに変わってますし。

hito:全画面ランチャーの方は「Dashboard」と呼びます。左上のUbuntuマークをクリックするか、Windowsキーを押すと呼び出せます。

編集S:ぬ、ファイルもここから探せる? 最近使ったファイルとかいろいろ覚えててくれるし。

ミズノ:GNOME3で入るActivity Journal(Zeitgeist)と似たような機能ですね。ファイル名やソフトウェア名で検索して、メニューに表示してくれます。

hito:基本的にはそこから触れば十分なんじゃないかなー、というレベルでいろいろできます。「ファイルを探す」からたどれる各種ファイル置き場を使うと、日常的な作業ではかなり楽だと思います、はい。

やまね:Windows 7のスタートメニューに近いノリ?

hito:そんな感じですね。Nautilusさん、場合によってはいらないかもしれない。普通と違う場所にファイル置いてるとダメですし、応答速度の問題でNautilus使うことの方が多いですが。

小林:アプリケーションの起動も、「Windowsキーを押してDashboardを開く」→「アプリケーション名の一部を入力する」でOKです。人気のあるソフトウェアの場合、インストールしていない状態でも候補にサジェストとして表示されるので、そこから自動的にインストール、なんてこともできますね。

編集S:どれどれ……試しにクリーンインストールした環境でLeafpadを使ってみよう。Windowsキーを押してDashboardを表示して、「Leafpad」と……って、最後まで入力するまえに候補がLeafpadに絞られた! 「Leaf」まで打ってEnterキーでインストールされるわけね。

あわしろいくや:次からは同じ操作でLeafpadを起動できますな。

ミズノ:GNOME Doに近い操作感覚ですね。「text」って入力すると、最近使ったファイルと有名どころのテキストエディタが両方出てきて便利です。

実際に「text」って入力してみた図。Emacsが出てきているのはインストール済みの状態だから

hito:でもEmacsはデフォルトだと出てこないんですけどね……。もちろんインストールすれば出てくるんですけど。

ミズノ:超なんだと。

やまね:一般人にEmacsは厳しいよ……。

あわしろいくや:←Emacsが厳しいのでいっぱんじん

瀬尾浩史:あまりにも涙ぐましい努力ペン……。

編集S:サジェストとして出てくるのは「Apps Available for Download」とかってやつかあ。Windowsキーを押すとちゃんと入力欄にキー入力が移ってくれるので、これはナイスかもしれない。Esc押すとちゃんと消えるし。

hito:これ使うようになってからGNOME Doの出番があまりにも減ってしまって……アンインストールしてもいいかも、とか思い始めてます。

編集S:これ、日本語での検索は……?

あわしろいくや:今やってるところみたいですなぁ。

編集S:ふむ。……これ、ホントにデフォルトになるので?

あわしろいくや:今モメてるところですなぁ……。

小林:11.04ではデフォルトにならないかもしれませんが、いずれこれがデフォルトになるハズです……。


(次ページへ続く)

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