付属のアプリはかなり多機能だった
ついまるのソフトウェアは、思っていた以上に設定が豊富だ。基本設定ではログから何件読むかという設定があり、とりあえず50件を選択して読み上げさせると、使い方がわかってくる。「読みかた」では、発言者の名前を読み上げる、URLを読む、ハッシュタグを読むなど細かい設定もできる。
なおデフォルトでは、「RTオリジナルを読む」にチェックが入っていないため、非公式RTの場合、RTから前の内容だけが読み上げられる。多段RTが続いている場合は、ややうざったいのだが、聞くだけで内容を知りたい場合は、チェックをいれておこう。
詳細設定では、「初級者向け」「上級者向け」から選択できる。初級者向けならタイムラインをすべて読み上げる。フォロー数が少ないのであれば、わざわざ上級者向けに変更する必要はない。フォロー数が多い場合、タイムラインの流れに追いつかないので、上級者向けの設定が必須になる。リプライを読む、特定のハッシュタグ(3件まで)を含むツイート、特定のリストだけ、特定のユーザー(10人まで)という設定が可能だ。
特定のユーザーを指定する場合、フォ郎とフォロ美があれば、ユーザーごとにどちらで再生するか選択可能。加えて、再生音声のピッチとキートーンを指定できるため、けっこう遊べてしまう。
設定次第で使い方が広がる。ニュースリーダーとして扱う場合。これは特定のリストか、特定のユーザーにニュース系アカウントを入れておくだけで、常時読み上げてくれる。筆者は関東住まいなので、地震情報(@earthquake_jp)や電力Watch(@watch_power)、Train(@train_kanto)などを読み上げてもらうことにした。
ハッシュタグの場合は、アニメ実況にオススメだし、USTやツイキャスで配信するときにハッシュタグを用意しておけば、視聴者の発言を自分で読み上げる必要がなくなる。ニコ生やPeercastではお約束的な手法ではあるが、よりカンタンにできるのは嬉しい。
NGワードでは、文字通りNGワードを指定できる。NGワードの部分だけ、効果音で誤魔化すといったもので、あんまり聞きたくない単語を指定しておくといい。また自宅の場合はセットしなくてもいいような気もするが、親御さんがいる場合やオフ会などで、御下品な単語が再生されると困るケースもあるので、適宜利用するといいだろう。
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