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Twitterを読み上げる「ついまる」でオトナの限界を試す!

2011年04月14日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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付属のアプリはかなり多機能だった

 ついまるのソフトウェアは、思っていた以上に設定が豊富だ。基本設定ではログから何件読むかという設定があり、とりあえず50件を選択して読み上げさせると、使い方がわかってくる。「読みかた」では、発言者の名前を読み上げる、URLを読む、ハッシュタグを読むなど細かい設定もできる。

 なおデフォルトでは、「RTオリジナルを読む」にチェックが入っていないため、非公式RTの場合、RTから前の内容だけが読み上げられる。多段RTが続いている場合は、ややうざったいのだが、聞くだけで内容を知りたい場合は、チェックをいれておこう。

マルチアカウントには非対応。フォロー数が100人以上なら、ついまる用アカウントの取得がオススメ

基本設定画面。「読みかた」を設定したら、サンプルで確認してみよう。最小限にしておくと、流速が遅いときの実況には十分追いつける

 詳細設定では、「初級者向け」「上級者向け」から選択できる。初級者向けならタイムラインをすべて読み上げる。フォロー数が少ないのであれば、わざわざ上級者向けに変更する必要はない。フォロー数が多い場合、タイムラインの流れに追いつかないので、上級者向けの設定が必須になる。リプライを読む、特定のハッシュタグ(3件まで)を含むツイート、特定のリストだけ、特定のユーザー(10人まで)という設定が可能だ。

 特定のユーザーを指定する場合、フォ郎とフォロ美があれば、ユーザーごとにどちらで再生するか選択可能。加えて、再生音声のピッチとキートーンを指定できるため、けっこう遊べてしまう。

詳細設定画面。フォロー数が2ケタなら、初心者向けのままの設定でもとくに問題はない。写真では特定ユーザーの発言を取得する設定となっている

特定のユーザー設定では、IDを登録したあとに、読み方も登録できる。またフォ郎とフォロ美を接続していると、いずれかで読み上げるかの設定も可能だ

NGワードの設定画面。1単語ずつ登録となのでやや面倒なので最小限でいいかもしれない。設定してもたまに機能しないことがあった。負荷が原因だったのだろうか

 設定次第で使い方が広がる。ニュースリーダーとして扱う場合。これは特定のリストか、特定のユーザーにニュース系アカウントを入れておくだけで、常時読み上げてくれる。筆者は関東住まいなので、地震情報(@earthquake_jp)や電力Watch(@watch_power)、Train(@train_kanto)などを読み上げてもらうことにした。

 ハッシュタグの場合は、アニメ実況にオススメだし、USTやツイキャスで配信するときにハッシュタグを用意しておけば、視聴者の発言を自分で読み上げる必要がなくなる。ニコ生やPeercastではお約束的な手法ではあるが、よりカンタンにできるのは嬉しい。

 NGワードでは、文字通りNGワードを指定できる。NGワードの部分だけ、効果音で誤魔化すといったもので、あんまり聞きたくない単語を指定しておくといい。また自宅の場合はセットしなくてもいいような気もするが、親御さんがいる場合やオフ会などで、御下品な単語が再生されると困るケースもあるので、適宜利用するといいだろう。

(次ページに続く)

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