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最強のSMB向けストレージを探せ! ― 第13回

個人向けからビジネス向けまで幅広いラインナップが魅力

拡張が容易なX-RAID2を備えるネットギアのReadyNAS

2011年04月15日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元

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ネットギアのNAS「ReadyNASシリーズ」は、個人向けからビジネスまで幅広く製品が取り揃えられているのが特徴。独自のボリューム拡張機能「X-RAID2」やサポート体制も大きな魅力といえる。

デスクトップ型から12スロットのモデルまで

 ネットギアのReadyNAS(レディーナス)は個人・SMB向けNASの代表的な製品として知られている。5000ドル以下のストレージ製品(NAS/Unified Storage)の売り上げシェアで見ると、ワールドワイドではバッファローやEMC(アイオーメガ)を押さえてトップシェアに輝くという(ガートナーグループ調べ)。もともとは2007年に合併したインフラント(Infrant)という会社の製品をベースにしており、RAIDのチップセットから自社開発している。

 ReadyNASでは、個人向けからビジネスまでカバーする幅広い製品ラインナップを揃えている。HDDのスロット数に応じて異なる筐体を採用した2/4/6スロットのデスクトップ型モデルに加え、4スロットや12スロットのラックマウント型モデルも用意されている。「すべてのモデルでCIFS、NFS、AFS、FTP、HTTPなどを同時に利用できます。また、iSCSIにも対応しており、ギガビットEthernetポートも2つ搭載しています」(ネットギアジャパン プリセールスエンジニア 渡部敏雄氏)。

ネットギアジャパン プリセールスエンジニア 渡部敏雄氏

 2/4/6スロットを搭載するデスクトップ型モデルにおいては、個人向けの製品が「Ultraシリーズ」、ビジネス向け製品が「Proシリーズ」という名称が与えられている。両社とも筐体は同じだが、機能面やCPUなどが異なっており、企業向けモデルのほうが高いパフォーマンスを実現している。

ReadyNASシリーズのデスクトップ型モデル。左から6、4、2スロットのモデル

 ビジネス向けモデルはラックマウント型製品も充実している。12スロットのReadyNAS 4200は冗長化電源にも対応するほか、オプションで10GbEもサポートする本格的な企業向けストレージ。同社の10GbEスイッチとあわせて使うことで、仮想化対応の高速なストレージ環境を安価に構築できる。また、新モデルとしてiSCSIなどをサポートしない代わりに低価格な「ReadyNAS 1500」というラックマウント型モデルも登場予定だ。

独自のX-RAID2と5年保証で長く使える

 ReadyNASシリーズの最大の売りになっているのが、HDD増設時に最適なRAIDレベルに自動調整してくれる「X-RAID2」である。「対応機種を使うと、HDDが2台だとRAID1、3・4台だとRAID5、5台だとRAID6に自動的に切り替わります。しかも、HDDはホットスワップで交換できます」ということで、電源を落とすことなく、障害HDDの入れ替えや容量拡張などが行なえる。もちろん任意でRAIDレベルを設定できる「FlexRAID」にも対応しているので、利用しやすいほうを使えばよい。現在のようなRAID活用技術が登場する以前の2007年から提供していることもあり、技術的にも安定している。

HDDは前面のパネルを開き、ホットスワップで交換可能背面には本体と電源用のファンが搭載されている

 もう1つの特徴が、5年という保証期間だ。個人向けでは3年となっているので、このクラスの企業向けNASとしてはかなり長いと考えてよい。12スロットのハイエンドモデル「ReadyNAS 4200」でももちろんサポートしている。

 製品の導入においては、「RAIDar」というツールを用意している。このツールを使えば、ネットワーク上のReadyNASを自動検出し、設定管理ツールを起動し、ユーザーやボリューム、RAIDレベルなどの設定を行なえばよい。USBメモリを使って、複数のReadyNAS製品を統一的に設定することも可能だ。

導入設定を容易に行なえる「RAIDar」

 「最近ではファイルサーバー用途だけではなく、クライアントのバックアップやiSCSIという用途も増えています」(渡部氏)ということで、長い実績に裏付けられた導入の多さも魅力。個人とビジネスの境界をきちんと理解しているベンダーの製品だけに、企業でも安心して利用できる。また、実績の高い同社のスイッチ製品との組み合わせも魅力だ。

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