ユーザーインタフェースが大きく変わった
Firefox 4.0
Firefox 4.0は既存のFirefox 3.X系と比べて、まずユーザーインタフェース(UI)で大きな変更が行なわれた。
一目見てわかるように、Firefox 4.0ではタブが最上部に移された。さらにメニューバーも、表示/非表示を簡単に切り替えられるようになっている(Altキーを押すと表示)。そのため、ページ表示部分の周囲にあった操作部分がシンプルになり、ウェブページの表示エリアが大きく使えるようになっている。
さらに複数のウェブページをタブで表示している場合に、タブをマウスでFirefox 4.0の外にドロップすると、新しいFirefox 4.0が起動してそのウェブページを表示するようになった。またFirefox 4.0が2つ起動しているときに、一方で表示しているウェブページのタブをもう一方のFirefox 4.0にドロップすると、そのウェブページはドロップされた側に移動する。
つまり、複数タブを複数のFirefoxに分けたり、複数のFirefoxをひとつにまとめるといったことが、ドラッグ&ドロップだけで可能になったわけだ。
またタブを右クリックすると、メニューに「タブをピン留め」という項目が追加された。この機能は、よく見るウェブページをタブバーに固定するものだ。ピン止めしたタブはアイコンだけの表示になるため、多数のウェブページを閲覧していても邪魔にならない。この機能は頻繁にアクセスする「Gmail」などのウェブメールや、Twitter、FaceBookなどのSNSなどを利用するときに便利だ。
またウェブページにアクセスしたり、ファイルをダウンロードしたりする際に表示されるステータスバーは、表示するものがないときには自動でオフになるようになった。表示時にも1行すべてを使わないため、ウェブページの表示領域を多少は広く使える。