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最新パーツ性能チェック 第109回

6000シリーズのミドルレンジ「Radeon HD 6790」を試す

2011年04月05日 13時01分更新

文● 池座 優里

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Alien vs. Predator DX11 Benchmark

 次にDirectX 11世代のゲームタイトルとして、「Alien vs. Predator DX11 Benchmark」にて計測を行なった。
 こちらもRadeon HD 5770よりは約10%高く、Radeon HD 6850より約10%低いスコアで、ちょうど中間の性能になっている。
 実際のテストではコマ落ちもなく、このクラスのゲームであれば快適なプレイが可能だろう。また、Radeon HD 6870と比較すると6割程度の性能で、ここでも実際のゲームにおいてコア制限による影響は大きいことがわかる。

Alien vs. Predator DX11 Benchmark(単位:fps)better→

LostPlanet2 Benchmark

 次に同じくDirectX 11世代のゲームタイトルとして「LostPlanet2 Benchmark」の結果を確認していこう。LostPlanet2では、DirectX 11だけでなくDirectX 9モードでも起動できるため今回は両方のモードにて計測している。解像度は1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンにて行ない、それ以外の設定は初期設定のままとした。
 DirectX 11モードではAlien vs. Predatorと同様Radeon HD 5770とRadeon HD 6850のほぼ中間に位置するスコアとなった。また、GeForce GTX 550 Tiとの比較では1280×720ドットでは若干低いものの、1920×1080ドットではわずかながら逆転しており、高解像度での性能低下が少ないことがわかる。
 DirectX 9モードでは、Radeonシリーズ間では最大でも10%とほとんど差がでなかった。DirectX 9世代のゲームの場合、ミドルクラス以上のRadeonシリーズならどれを使っても快適にゲームが可能だろう。
 一方、DirectX 9世代のベンチマークを苦手とするGeForce GTX 550 Tiとの比較では特に1920×1080ドットで約30%と大きな差がついた。

Lost Planet 2 1920×1080ドット/DirectX 11(単位:fps)better→

Lost Planet 2 1280×720ドット/DirectX 11(単位:fps)better→

Lost Planet 2 1920×1080ドット/DirectX 9(単位:fps)better→

Lost Planet 2 1280×720ドット/DirectX 9(単位:fps)better→

BIOHAZARD5 Benchmark

 次にDirectX 10世代のゲームタイトルとして、「BIOHAZARD 5 Benchmark」の結果も確認していこう。こちらもDirectX 10だけでなくDirectX 9モードでも計測を行なっている。解像度は1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンを計測し、それ以外の設定は初期設定のままとした。
 DirectX 10モードでは、1280×720ドットの場合、CPUがボトルネックとなっているためか、今回チェックしたビデオカード間でほとんど差がでなかった。一方、1920×1080ドットでは、Radeon HD 5770より約16%、GeForce GTX 550 Tiとの比較でも約14%高いスコアで高解像度ではメモリ帯域の広いRadeon HD 6790の強さが出る結果となった。
 DirectX 9モードの結果もDirectX 11とほぼ同じで、1280×720ドットではカード間でほとんど差がないものの、1920×1080ドットではRadeon HD 5770より約10%、GeForce GTX 550 Tiとの比較では約20%高いスコアとなった。

BIOHAZARD5 1920×1080ドット/DirectX 10(単位:fps)better→

BIOHAZARD5 1280×720ドット/DirectX 10(単位:fps)better→

BIOHAZARD5 1920×1080ドット/DirectX 9(単位:fps)better→

BIOHAZARD5 1280×720ドット/DirectX 9(単位:fps)better→

(次ページへ続く)

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