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T教授の「戦略的衝動買い」 第141回

airpenとBoogie Board、Androidで作る「手書きクラウド」

2011年04月02日 12時00分更新

文● T教授

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「airpen Pocket」(エアペンポケット)と「Boogie Board」(ブギーボード)を組み合わせると楽しい!

 新しいモノ好きな筆者は当然のことながら、ぺんてるのデジタルペン「airpen」(エアペン)と「Boogie Board」(ブギーボード)を発売直後に購入した。airpenの特徴は、ごく普通の紙に描いた絵や文字などの筆記データをデジタル化してPCなどに保存できるという機能だ。Boogie Boardは電子お絵かきボードのようなガジェットで、現在ではキングジムより4980円で販売されている。

 ただ、airpenとBoogie Boardのどちらも優れた製品ではあるのだが、その効能は「ちょっと便利」の域を出ていなかった。しかし、「airpen Pocket」のAndroid端末用アプリが登場したことで大きく進展した。

 airpen Pocketは、2月12日に発売された最新モデルだ。従来のairpenシリーズは、蓄積した筆記データをEvernoteにアップロードしたり、その後情報共有したりといったことを、いったん受信ユニット(メモリーユニット)をUSBケーブルでパソコンに接続したうえで実現していた。一方airpen Pocketでは、受信ユニットがBluetooth機能を標準搭載しており、Windows/Mac OS Xにデータを適時転送できるようになっている。

「airpen Pocket」。Bluetooth機能により、ケーブルレスでデータ転送できるのがグッドだ

airpen Pocketと、受信ユニット、付属の専用ケース

筆者は、airpen Pocketと受信ユニット、筆者が自分たちで作った大学ノート「Thinking Power Notebook」を一緒に持ち歩いている

クリップ型の受信ユニットをメモの上端にセットしたら、ごく普通の紙に書くように自然に筆記するだけで、筆記データが受信ユニットに蓄積される

 そしてこの3月23日に、Androidアプリ「airpenNOTE for Android」(無料)がリリースされたのである。これで、USBケーブルに続きパソコンも不要になり、比較的縁の薄かったairpenとスマートフォンは蜜月を迎えることになった。

事前にAndroid端末にairpenNOTE for Androidを導入してBluetoothでペアリングしておけば、ワイヤレスで受信ユニット内のデータを転送できる

転送が無事終了すると、受信ユニット内のデータを削除するかどうか尋ねてくる。筆者は転送し終えたデータは消すように習慣づけている

Android端末上の手書きデータと、大学ノートに記述されたアナログ情報を見比べてみた。十分使えるレベルだ

airpenNOTE for Androidの画面下部に表示されている「Evernote」アイコンをクリックするだけで、アップロードプロセスが実行される。必要に応じて、ノートブック名やタイトル名を入力可能だ

Evernoteへアップロードされた画像はこの通り。アナログペーパーが残せるうえ、デジタイズしたデータをいろいろな機種で共有できる点が大きなメリット

airpenNOTE for Android
作者 ぺんてる 価格無料
ファイル容量4.9MB カテゴリ仕事効率化
対応デバイスBluetooth SPPプロファイル対応Android端末 対応OSAndorid OS 2.1以降

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

(次ページへ続く)

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