【週間ゲーム売上ランキング2011年3月21日～3月27日】

ゲーム市場は2007年度をピークに3年連続で縮小

2011年04月01日 16時00分更新

文● 編集部

先週は「ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション -ファイナルファンタジーIV＆ジ・アフターイヤーズ」が、推定9.7万本を売り上げて1位を記録した

　アスキー総合研究所は、2011年3月21日～3月27日の週間ゲーム売り上げランキング、および週間ハード売り上げ台数を発表した。

　2010年度最後のゲームソフト売上ランキングは、1991年にSFCで発売されて以来、数多くのハードで人気を博した「ファイナルファンタジーIV」と、そのアフターストーリーとなる「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ」の2作品を収録した「ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション -ファイナルファンタジーIV＆ジ・アフターイヤーズ」(PSP)が1位を獲得した。
　2つの時代をつなぐ新エピソードが追加された本作だが、販売実績は推定9.7万本。店頭消化率は80％前後に達するなど非常に活発な動きを見せた。

　そのほかでは、TVアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを題材に、ニンテンドー3DSの立体視を活用した戦闘シーンが楽しめる「ガンダムザ・スリーディーバトル」(3DS)が4位に初登場してきたが、販売実績は推定2.1万本（店頭消化率30％前後）と、こちらはやや鈍い出足となった。

週間ゲームソフト売り上げランキング

順位	先週	機種	タイトル名	メーカー	発売日	販売本数	累計販売本数
1	-	PSP	ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション -ファイナルファンタジーIV＆ジ・アフターイヤーズ	スクウェア･エニックス	11/03/24	96,951	96,951
2	1	PS3	真・三國無双6	コーエーテクモゲームス	11/03/03	70,810	347,238
3	4	PSP	モンスターハンターポータブル 3rd	カプコン	10/12/01	16,794	4,445,922
4	-	3DS	ガンダムザ･スリーディーバトル	バンダイナムコゲームス	11/03/24	21,055	21,055
5	2	PSP	ディシディアデュオデシムファイナルファンタジー	スクウェア・エニックス	11/03/03	30,322	379,204
6	-	PSP	学園ヘタリア Portable	アイディアファクトリー	11/03/24	16,963	16,963
7	3	3DS	レイトン教授と奇跡の仮面	レベルファイブ	11/02/26	17,300	221,067
8	5	PSP	ファンタシースターポータブル2 インフィニティ	セガ	11/02/24	16,465	291,949
9	7	PSP	SDガンダムジージェネレーションワールド	バンダイナムコゲームス	11/02/24	10,672	327,598
10	11	Wii	ドンキーコングリターンズ	任天堂	10/12/09	8,978	880,091

2010年度の市場規模は前年比11.9％減の5138億円

　2010年度（集計期間：2010年3月29日～2011年3月27日）のゲーム市場は、前年度に比べて数量でハードが12.5％減の928万台、ソフトが10.6％減の6237万本。金額では、ハードが15.6％減の1866億円、ソフトが9.6％減の3272億円となり、全体の市場規模は2009年度の5829億円から5138億円へ11.9％縮小した。
　「モンスターハンターポータブル 3rd」(PSP／447万本）の大ヒットによって、PSPが35.6％増の1349億円と大きく数字を伸ばしたが、これまで市場を引っ張ってきたDSとWiiがそれぞれ34.1％減の1362億円、32.3％減の790億円と3割以上落ち込んだことが、市場の縮小要因としてあげられる。

　DSとPSPが発売された2004年度から2007年度にかけて拡大を続けてきたゲーム市場は、2007年度の7344億円をピークに、2008年度が6065億円、2009年度が5829億円、そして2010年度が5138億円と、3年連続で縮小した。

ハード	販売台数	累計販売台数
ニンテンドーDS	2万93台（＋5011台）	3229万6544台
ニンテンドー3DS	5万1694台（－1万768台）	80万6849台
PSP	5万764台（＋2万9098台）	1697万4110台
Wii	1万2908台（＋3055台）	1155万6935台
PS3	2万9235台（＋1554台）	650万4067台
Xbox 360	1942台（＋482台）	148万1271台
PS2	1208台（＋75台）	―