荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第193回

動物の医学大百科で見る「かふか」の行動

独りでいたいときは走り去り
遊んでほしいときはごろんと転がる

とにかく箱が好き。箱に入っているときはそっとしておくべし（2011年3月 ニコン D7000）

　「かふか」は、独りになりたいときは箱に入る。

　たまたま自転車用の籐籠を置きっぱなしにしたら、真っ先に入ったのが「かふか」。

お気に入りの籠に入って、邪魔者が来ないか偵察中（2011年3月 ソニー NEX-5）

おっと、誰か来たようだ（2011年3月 ソニー NEX-5）

　「大五郎」が自分からやって来るときは、8割方「腹減った、何かくれ」である（冒頭写真）。

　その証拠に、「大五郎」が自分から寄って来るとき、こちらが少しでも身動きすると、すすっと餌場に歩いて行くのだ。

　「かふか」の行動も単純でわかりやすい。こちらが近づいて行くと、独りでいたいときはさっと踵を返して別の場所に走って行く。そういうときは追いかけちゃいけない。独りになれる別の場所を探しに行ったのだ。

　遊んでほしいときは近づいて行くとごろんと転がる。座っていても、頭を床にぶつける勢いでごろんと転がろうとするのだ。

　転がる様子だけ集めて動画にしてみた。

　こんな具合。

　話はどんどんそれちゃったけど、「イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科」はネコの基本行動から飼うときの注意、病気の徴候など、ネコ飼いにとって有益な内容が満載なのでぜひご一読あれ。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』（MdN）、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』（翔泳社。共著）、『東京古道散歩』（中経文庫。2010年4月27日発売）。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。

＊次回は2011年4月8日掲載予定