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中編・MySQLとPHPをとことん楽しもう

NASをこえたQNAPのサーバー機能!ブログやECサイトも

2011年04月08日 09時00分更新

文● 原武士

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前回はWebサーバーを構築してインターネット環境からサイトを閲覧するまで紹介した。こういう風に書くと、システム管理者向けのサーバー構築方法を解説しているようだが、簡単便利な高性能NAS「QNAP TS-412 Turbo NAS」(以下、TS-412)の話である。

中規模レンタルサーバーに匹敵!?
MySQLとPHPも稼動するウェブサーバー

 筆者はいままで、業務として何台ものウェブサーバーを構築してきた。

 その時その時代の最新モジュールを組み合わせ、サーバーに合わせてウェブサーバーやモジュール類を選択し、エラーが出ないように設定し、コンパイルし、テストし……と、地味でかつ面倒な作業を行なってきた。

 しかし、このTS-412は、チェックボックスを選択して「適用」ボタンを押すだけで、ウェブサーバーが構築できてしまった。正直、商売あがったりな気もするが、とてもありがたい。

 そして、「これは本当に便利だ!」と声を大にして言いたい。

 さておいて、このTS-412には「PHPモジュール」もインストールされている。念のために説明しておくと、「PHP」とはウェブサーバーに設置することの出来るスクリプト言語。そして、PHPモジュールとは、掲示板やブログ、ブラウザーゲームなどなど、動的なウェブページを利用するのに便利なPHP実行ソフトウェアのこと。

 さらに、PHPと共に使うことで強力なパワーを発揮するデータベース(DB)管理システムの「MySQLサーバー」もスタンバイされている。

 まずは、PHPモジュールの状態を見るために簡単なスクリプトを書いたphpファイルをウェブサーバーに設置してみた。

    phpinfo.php
    ---------------------
    <?php
    echo phpinfo();
    ?&gt
    ---------------------

 ブラウザーで見てみると「PHP Version 5.2.14」という見出しのページが表示される。これがインストールされているPHPモジュールの情報だ。

PHPを使うユーザーにはおなじみの画面だ

 この画面が表示されているということで、PHPが正常に稼動しているということもわかる。

 続いて、MySQLサーバーを起動しよう。

 TS-412の管理ツールから、「アプリケーション」→「MySQLサーバー」を選択し「MySQLサーバーを有効にする」のチェックボックスをオンにして、適用ボタンを押すだけ。

 データベースサーバーが起動される。同じメニューの下部に有る「データベースメンテナンス」からパスワードの設定をしておこう。

 「ルートパスワード」とは管理ユーザーのパスワードのこと。IDはrootとなる。ルートパスワードは、忘れにくいものをセットしておこう。

慣れていないと若干敷居の高いDBも、チェックボックスひとつで起動できてしまう

 MySQLの管理ツールとして「phpMyAdmin」のパッケージが用意されている。DBの管理に便利なのでこちらもインストールしてみよう。

phpMyAdminのインストール

 「QPKGプラグイン」→「インストール」を選択すると、ポップアップウィンドーが開きそこに用意されているパッケージの一覧が表示される。

インストールしたいパッケージをえらび、Zipファイルを取得

 魅力的なパッケージが色々と用意されているが、今回は「phpMyAdmin」を選択。

 ダウンロードリンクを選択するとZIP形式で圧縮されたパッケージのダウンロードが始まる。ダウンロードされたZipファイルの中に有る、拡張子がqpkgのファイル「phpMyAdmin_3.3.5.qpkg」がパッケージファイルだ。

 先のインストール画面からパッケージファイルを選択し、インストールすることでセットアップできる。

展開したZipファイルの中のパッケージファイルを選択してインストール
phpMyAdminにアクセス。DB管理に非常に重宝するツール

 セットアップ後に表示されるphpMyAdminへのリンク(http://(NASのIPアドレス)/phpMyAdmin/)は、ブックマークしておくといいだろう。

 phpMyAdminへ無事にアクセスできたら、次はPHPとMySQLを使ったアプリケーションをインストールしてみる。

 先ほどの、QPKGプラグインの一覧に「WordPress」というメジャーなブログアプリケーションがあったので、それを導入してみよう。

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