ペンありモデルは、ペンでも指でも操作可能
液晶解像度は1280×800ドットで、ペンありモデルでは、静電容量+電磁誘導方式のタッチパネルを搭載する。
タッチパネルが表面にあるため、コントラストはやや低いが、視認性は十分だ。付属のペンは電磁誘導方式を採用しており、電池を内蔵している。ペンには、サイドボタンが用意されており、右クリックなどの操作を行うことが可能だ。ペンで操作する場合、液晶に触れなくても数ミリ以内に近づけるだけで反応する。
指で操作する場合は、iPhoneやiPadなどと同じ静電容量方式なので、軽く触れるだけで操作できる。今回試用したのは試作機であったが、ペンでも指でも、タッチパネルの反応は良好であり、快適に操作が可能であった。本体にペンを収納するスペースは用意されていないが、ペンのヒモを通して固定するための穴は空いている。
インターフェースとしては、USB 2.0やHDMI出力を搭載するほか、SDメモリーカードスロットやセキュリティー用のスマートカードスロットも用意されている。
ワイヤレス機能も充実しており、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 3.0のほか、ワイヤレスWANの搭載も可能だ。本体右側面に、ワイヤレス機能をワンタッチでON/OFFできるワイヤレススイッチが用意されているのも便利だ。
ウェブカメラは、正面と背面にそれぞれ用意されており、ビデオチャットなどに利用できる。また、背面にスライド方式の指紋センサーを搭載しており、セキュリティー面も安心だ。
折りたたみ式のクレードルも用意
オプションとしてクレードルが用意されているが、このクレードルもよくできており、足を折りたためるようになっているので、本体と一緒に気軽に携帯できる。
クレードルに本体を装着すると、USB 2.0ポートが4基追加されるので、USBキーボードやマウスなどを繋いで、ノートPCのように使うことも可能だ。クレードルに本体を載せたまま、バッテリーを充電することもできる。
バッテリーを着脱でき、大容量バッテリーでは約9.1時間の駆動が可能
STYLISTIC Q550/Cは、バッテリーを着脱できるようになっていることも評価できる。
iPadでは、薄型化を優先したため、ユーザーの手によってバッテリーの着脱ができない設計になっているが、STYLISTIC Q550/Cでは、一般的なノートPCなどと同様にバッテリーの着脱が可能なので、複数のバッテリーを使って駆動時間を延ばすこともできる。
バッテリーは、標準バッテリーと大容量バッテリーの2種類が用意されているが、外形は同じだ。ペンありモデルの場合、公称駆動時間は標準バッテリーで約3.2時間、大容量バッテリーなら約9.1時間である。大容量バッテリーを装着すれば、1日の利用には十分であろう。なお、大容量バッテリーを装着しても外形は変わらないが、重量は約150g重くなる。
ACアダプターもコンパクトで、携帯性は優秀だ。
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