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Sandy Bridge復活! 旬なPCケースを使って新型PCを自作

2011年03月19日 17時30分更新

文● 富田 忠雄

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各部の魅力を徹底紹介!!
ポイント2 冷却性

最大6基のファンを搭載できる高エアフロー

 ファンは、標準でフロントとリアに12cm角ファンを各1基装備しており、オプションでトップに12/14cm角×2、サイド12/20cm角×2の最大6基まで増設可能だ。サイドは20cm角の大型ファン対応なので、発熱量の大きいハイエンドビデオカード搭載時も強力に冷却できる。
 先にも述べているが、フロントの吸気ファンにはブルーとレッドの2色のLEDを搭載するENERMAX製「T.B.VEGAS DUO」シリーズの12cm角ファンを搭載。ファン回転数調節ノブとLED発光パターン切り替えスイッチも装備している。
 発光パターンは、PC動作中に常時点灯、点滅など11種類(無点灯含む)に切り替え可能だ。搭載ファンの発光は非常に綺麗なので、光モノ好きの人は注目だ。

ファンフレーム内側のLEDから、ファンの中心へサークルを描くように発光するENERMAX製「T.B.VEGAS DUO」シリーズの12cm角ファンをフロントに搭載

ファン回転数調節ノブとLED発光パターン切り替えスイッチ。ファン回転数は800~1700回転に調節でき、発光パターンはスイッチを押すごとに切り替わる

フロントファン取り付け部は、扉式になっている。交換やファンの掃除が簡単だ

トップはメッシュになっているため、ファン非搭載時でも温まった空気は自然排気される

トップカバーを外せば、12cmまたは14cm角ファンを2基取り付けできる。組み立て後でも、簡単に取り付けできる設計なのがグッド

サイドパネルには、12cmまたは20cm角のファンを2基増設できる。側面から風を送れるので、ハイエンドビデオカード搭載時は増設しよう

各部の魅力を徹底紹介!!
ポイント3 使い勝手

トップに装備されるフロントアクセスポート

 フロントアクセスポートは、PCケーストップ部にUSB3.0×2、eSATA×1、Audio in/out×1(HD Audio)を装備。電源/リセットスイッチやパワー/HDDアクセスLEDも同様だ。フロントUSB3.0ポートの接続ケーブルは、ヘッダピンタイプでなく、コネクタタイプを採用。ケーブルを外部に出すためのホールを備えているので取り回しは簡単だ。
 HOPLITE ECA3222は、アクセスポートとクレードル式ホットスワップベイがトップにあるので、パソコンデスクの下など、椅子に座った状態で手が届く位置に設置するのが良いだろう。

各種フロントアクセスポートとスイッチ、LEDはトップ部に並んでいる。USBポートが、3.0対応ポートのみなのが、ちょっと残念

コネクタタイプなので、USB3.0を拡張ボードを使って増設している人も使える。リアの上部にケーブルホールを装備

組み立てやメンテナンスのしやすさ!!

 拡張性や冷却性能に次いで、PCケース選びのポイントとなるのが、組み立てとメンテナンスのしやすさになる。この点もHOPLITE ECA3222は優秀で、ネジの規格ごとに袋に入っていたり、日本語のマニュアルが付属するなど、付属品にもこだわりが感じられた。また、フロントファン部に着脱式のフィルターが付いているなど、メンテナンス性も二重マルをあげたい作りになっている。

ネジは種類ごとに袋に入っている。マザーボードのビープ音用スピーカーや結束バンドなども付属

ネジの袋には、固定に使う箇所の名前が記載してあるので、自作初心者も安心して組み立てられる

この価格帯のPCケースで、ケーブルの裏配線対応なのは魅力的だ。裏配線することで、エアフローはスムーズに

各種電源ケーブルやSerial ATAケーブルは、裏面に複数あるフックにタイラップなどを通して固定しよう

大きめのCPUクーラーメンテナンス用カットアウト。多くのマザーボードとCPUクーラーに対応できるだろう

電源ユニット取り付け部の下部とフロントファン部にも、着脱可能なフィルターを装備。簡単に取り外して、掃除できるのは便利だ

オールマイティーな「HOPLITE ECA3222」に惚れた!

 PCケース選びのポイントごとに紹介してきたが、かなり優秀なPCケースなのが分かるだろう。CPU内蔵のGPU機能を利用できる「H67」搭載マザーボードと「Core i3-2xxx」シリーズで構成した格安の動画視聴、メール、ウェブ閲覧マシンから、大容量HDDを複数台搭載するマルチメディアマシン、マルチGPUを構成する最強のゲーミングマシンなどに対応できるスペックを持っている。自作初心者はもちろん、自作経験豊富なユーザーまで満足すること間違いなしだ。

拡張性、冷却性、使い勝手のすべてにおいて満足のいくPCケースだ。これが1万円弱で購入できるのだから、文句の付けどころがない

(次ページへ続く)

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