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平野レミさん、iPhoneアプリでも愛を振りまく

2011年03月23日 14時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3)、ASCII.jp編集部

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200品を実食してレシピを厳選した

── Twitterはどうして始めたんですか?

レミ 率(息子)がね、「やってみれば?」って言ったのよ。最初はやり方が分からなくて、出張先で「奈良なう」とかつぶやいていたのね。でも率が、「タレントさんがよくどこそこで何を食べたって書いてるけど、ああいうのだけだと面白くないよね」って言ってるの聞いて、そうだなって思って。

 そんで個性を出そうと思ったときに、私はシェフじゃなくてシュフ(主婦)だから、簡単な料理をつぶやくことにしたのね。若い子たちの料理離れを食い止めようって。そしたら食いつきがよくってさー!

Twitter


── あのレシピ、タダで出しちゃってもいいんですか?

レミ それ、みんな言うのよねー!


── 普通言いますよ! つぶやいていたのは、もともとアプリを作るのが目的だったんですか?

レミ それがそうじゃないのよー。あたし料理の本たくさん書いてんだけどさ、絶版になっちゃってるのも多いのね。そのレシピどうにかしたいよねって話になったとき、アプリにしたらいいんじゃないってまた率が言うのよ。あたしアプリとかよく分かんないからさ、ほんと、息子産んどいてよかったと思って!


マネージャー 奥田 そこからまず過去の本を全部見て、140字でいけそうな400品くらいのレシピを選んだんですね。「これは美味しいから残そう」「140字だと複雑すぎるから外そう」といった感じで。

レミ 140字でまとめなきゃいけないのって、すっごいつらいのよ! 短くっても美味しくなくちゃいけないんだから。だから日本語の勉強になった。こんな年とってからこんな苦労すると思わなかったわ~。脳みそ使い果たしたわね!


── どうやって140品に絞り込んだんですか?

奥田 実際に料理を作ってみながらです。

レミ もうやったよね~! 年末年始にかけて200品くらいは作ったかな。それでみんな太っちゃったの。アッハハハハ!

掲載されているレシピは140種類。その裏には200品以上の試行錯誤があったのだ


── 200品て! そりゃ太りますよね……。

レミ 1日に3~4品くらい、多いときは6品とか作って、ガンガン食べて。あとね、ホラ、最初に食べるのと最後に食べるのじゃ気持ちが違うじゃない。「空腹は最大の調味料」って言うから。だからずっと「冷静に冷静に冷静に」って気持ちで選んだのよ! なんたってホラ、うちの家で出してきた料理ばっかり入れるんだから。


── 「平野レミ総集編」ですね。

レミ そうよ! だからこれ、ホントにお買い得なの。「おいしい」アプリなのよ!



(次ページに続く)



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