このページの本文へ

ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第92回

紆余曲折あり インテルチップセットの2011~2012

2011年03月14日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2008年末~2012年のインテルチップセットロードマップ

 1月にリリースされたP67とH67は、以下のような位置付けとなっている。

Intel P67
独立GPU構成専用。そのためPCIe x16レーンを2つのPCIe x8レーンに分割することで、2枚のグラフィックスカードを利用可能にするデュアルグラフィックスに対応する。オーバークロック動作をサポート。例えばメモリーアクセスなら、対応メモリーを使えばDDR3-2133も動作する。
Intel H67
CPU内蔵グラフィックスと独立GPUの両対応。メインストリーム向けということもあってか、デュアルグラフィックス対応やオーバークロック動作はサポートされない。

 これらに加えて、2011年2月には「Intel Q67/B65/H61」の各製品がリリースされている。

Intel Q67
基本的なスペックはH67と一緒だが、P67/H67では省かれたPCIバスがサポートされた。また、Intel AT/Intel AMT 7.0といった管理機能がサポートされている。
Intel B65
H67のベーシック版という位置づけで、USBポートが14から12に、またSATA 6Gbpsのポートはひとつに削減。SATA 3Gbpsのポートは4から5に増えたので、合計のSATAポート数は変わらない。その反面、SATAポートを使ってのRAID 0/1/5/10のサポートは省かれた。またPCIバスもサポートされる。
Intel H61
ローエンド版ともいうべき扱いで、B65よりもさらに機能が削減されている。SATA 6Gbpsのサポートはなくなり、トータルでも4ポートのみ。おまけに、RAIDはおろかAHCIのサポートまで省かれている。USBポートも合計で10ポートしかない。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン