筆談で大丈夫ですか?
さて。佐野さんは声が出ないということで、『筆談』ということになった。なんとなく普段の調子は出ないものの、この番組についての意気込みを聞いてみよう。
―― 声は大丈夫ですか?
佐野 まだ本調子ではありません。本調子でないにも関わらず、いつも以上に喋ろうとするので、治りが数段遅くなっているようです。
―― あまり無理をしないようにしてください。ところで佐野さんは先生になるのが好きですよね。
佐野 大前提として、自分が喋るのを人が聞いてくれるが好きで、先生になるということは、その願いを比較的無条件に叶えてくれると誤解しているからです。
―― 誤解って。今回はなぜ生徒さんに子供がいないのですか?
佐野 今回はたまたまいらっしゃいませんが、もし続くようであれば子供のみならず、幅広い年齢層の方を生徒さんとしてお呼びして参加していただきたいです。
―― 何を教えてくれるのですか?
佐野 いわゆる楽典のような音楽理論はお教えしません。なぜなら佐野が知らないからです。そして知らなくてもここまで音楽制作を楽しめているからです。M01の基本的な使い方を軸に、今まで「聴くのみ」だった音楽が、自分で作ると楽しいということをとことん伝えます。そのために必須な専門用語の説明、また精神論をも絡めていきます。現場の生徒さんのみならず、視聴者の皆様、特にM01をお持ちでない方までもきっとご満足いただける内容です。
―― なんか教えるところだけ熱いですね。素晴らしいです。課題曲はありますか?
佐野 部分的には取り上げるかもしれませんが、全講義を通しての課題曲は考えていません。あくまでも生徒さん一人ひとりのオリジナル曲がメインです。
―― それ、本当に4回で終わりますか?
佐野 カリキュラム的には終わらせます。卒業発表もありますので。ただし、皆さまの反応次第では続編、もしくはレギュラー化も視野に入れたいです。
―― 岡宮さんと光田さんは何をするんですか?
佐野 岡宮は講義それ自体以外の諸々の準備や調整等。また、光田さんは全体のアドバイザーです。なお、講義中はお二人とも「しかしほんと、佐野はよくしゃべるなあ」とあきれる予定です。
―― 皆さんが着ている派手な色のソフトスーツはどこで買ったんですか?
佐野 おなじみ「武蔵」さんです。
―― おなじみといっても僕は知りませんでした。すごいお店ですね。
佐野 親切、迅速、丁寧な仕事ぶりは、大変参考になります。M01イエロー(岡宮さん)がスーツをなくしてしまったので、追加発注する予定です。
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