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米Google、大規模な検索アルゴリズムを変更、検索クエリの12%に影響

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2011年02月25日 15時55分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Googleは2011年2月24日、大幅な検索ランキングアルゴリズムの変更を実施したと公式ブログで発表した。同社によると、米国の全検索クエリの11.8%に影響するという。

Googleは検索品質を改良するために継続的にアルゴリズムの変更を加えているが、その多くはユーザが気がつかない程度のものである。今回は全検索クエリの1割が影響を受けるとあって、近年希に見る大きなアルゴリズム変更といえる。今回の米国を皮切りに、将来、他の国にも拡大していく計画。

同社によると、ランキングアルゴリズムの変更は、閲覧者にとって価値が薄い低品質なサイトや、他人のサイトから複製した役に立たないサイトが検索上位に表示されにくくするためのもの。同時に、オリジナルのコンテンツを持ち、調査やレポート、分析などの有益な情報を持つ高品質のサイトがランキング上位を享受できることを目指している。

同社は1月にコンテンツスパム対策を強化する方針を発表していた。Googleは発表の中で、依然として同社の定義する”コンテンツファーム"に対する考えを明示していないが、昨年後半に複数のブロガーによって指摘されたGoogle検索品質低下の問題や、米Demand Mediaが勧める低品質なコンテンツを大量生産する”コンテンツ工場”問題を解決することが今回のアルゴリズム改良と考えて良いだろう。

なお、同社が先日発表した、Personal Blocklist Chrome extension から寄せられるデータを活用して今回のアルゴリズム変更が実施されたわけではないと説明している。しかし、ユーザがスパムサイトとして報告してきた多くのサイトが今回、アルゴリズムによっても自動的に識別されているという。

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今回のGoogleアップデートをDanny Sullivan氏はFarmer Update(ファーマー・アップデート)と名付けている。Googleのアルゴリズム変更に対して誰かが命名してきた歴史があり、たとえば2003年から2004年にかけて発生したGoogleの大規模なランキングアルゴリズムの変動時には、Florida UpdateやAustin Updateなどと命名されている。

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