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ウワサのあの機種が登場! ドコモのスマホ春モデルに触った

2011年02月24日 22時17分更新

文● ヤシマノブユキ

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フィーチャーフォンはないけどスマホは出ます!

 ドコモが新たに春モデルとして発表したのは3機種。スペックなどは速報記事をご覧いただくとして(関連記事)、ここでは本体や画面写真を中心に見ていこう。

 発表会場では、山田社長の口から

「スマホは女性や学生からのニーズが予想以上に高い。防水仕様のMEDIASおサイフケータイ搭載のXperia arcを、それぞれ夏モデルとして投入する計画がある。現在鋭意開発中」

といったサプライズが飛び出し、「スマホに本気のドコモ」を強くアピールしていた。

MEDIAS N-04C

7.7mm極薄ボディーは従来のどのスマホよりも薄く、人の指よりも細い。ステンレスやアルミ素材を組み合わせることで、薄くて軽い頑丈ボディーを実現し、高級感もある。背面両サイドにはそれぞれ3ヵ所ずつ、わずかな窪みがあり、ここにサードパーティーから発売される見込みの背面パネルをセットできるようになっている

約1秒おきに次々と撮影可能な“クイックショット”のほか、高速連写も可能。撮影間隔は0.04秒から2秒まで、5段階から選択可能で、0.04秒の場合は1秒間に最大25枚撮影できる。ゴルフのスイングをチェックする際などに便利!

一般的なAndroidスマホは、ウィジェットを貼ってみないとどのような見た目(UI)なのかが分からないが、MEDIASはウィジェットの見た目をプレビューしてから貼るかどうかを決められるので、貼り直しの手間が大幅に省ける。ちなみにOSは、Xperia arc SO-01Cと同じ「2.3」へのアップデートが今夏に予定されている

アプリの切り替えに便利なタスクマネージャーを標準搭載。正面中央にあるホームボタンの長押しで、タスクマネージャーが起動し、起動中の別アプリへすばやく切り替えたり、終了させたりできる。一般的なAndroidスマホは、同様の操作で、単にアプリの起動履歴が表示されるだけなので、MEDIASのタスクマネージャーは使い勝手がよさそうだ

漢字や英単語に触れるだけでググれる常駐アプリ“タップサーチ”が便利。上部の通知バーでいつでもタップサーチモードへ切り替えることが可能で、ウェブやメールなど、どの画面にある文字でも検索できる。仕組みとしては、内部的に画面をキャプチャーし、その中からタップした漢字や英単語を認識、自動的に検索ボックスへセットする

上部の通知バーを下へなぞると“ファンクションスイッチャー”が現れ、よく使う機能のオンオフをすばやく切り替えられる。Wi-FiやGPSのほか、マナーモードやエコモードもワンタッチでオンオフできて、地味に便利

ワンセグは伸縮式アンテナで感度調整がしやすい。番組の視聴中、フリックでサクサクとチャンネルを切り替えられて快適だ。イヤホンジャックは非搭載なので音声を聴く場合は、付属のmicroUSB←→3.5径アダプターを使用する

おサイフケータイのフェリカポートや、電話帳送受信用の赤外線ポートは背面上部に搭載。MEDIAS同士はもちろん、他キャリアのケータイとも電話帳を交換できる。電話帳は1件ずつだけでなく、全件受信することも可能だ

Xperia arc SO-01C

初代Xperia SO-01B(左)と比較すると、正面のメニューボタンとバックボタンの位置が、左右逆になっていることが分かる。これは、アンケート調査の結果、右手で持って操作する人のほうが多かったのと、Googleの推奨する方針に従ったためだという。すでにSO-01Bを愛用している人には、やや慣れが必要になりそうな変更だ

SO-01B(左)の背面は「かまぼこ型」だったが、SO-01Cは弧を描くようにえぐれており、手に持つと、スペック(約118グラム)以上に軽く感じられる。外装パネルは樹脂製だが、見た目はメタリックでかっこいい。色はミッドナイトブルーとミスティーシルバーに加え、海外モデルにはない国内限定カラーの“サクラピンク”がキレイだった

Twitterのタイムラインなどをまとめて閲覧できる「Timescape」は、これまでのモッサリ感がウソのようにサクサク動く。ホーム画面のウィジェットでタイムラインをスクロールしたり、ダイレクトにツイートすることも可能になった。なお、使いにくいと不評だった「Mediascape」は廃止され、画像や動画はAndroid標準の「ギャラリー」で、音楽は曲の関連動画をYouTubeで調べられる「Music Player」で、それぞれ管理するように変更された

ホーム画面上のアイコンをフォルダーで整理できるようになった。アイコンを長押しし、ドラッグ&ドロップで重ねればいい。フォルダー名には日本語も使える。また、ホーム画面のピンチインでウィジェットを一覧表示可能

映像を鮮やかに見せる「ブラビアエンジン」を新搭載。オフ(左)とオンで比較してみたところ、写真では分かりにくいが、ブラビアエンジンをオンにしたほうが、暗い場面で「黒つぶれ」することなく、クッキリ見えた

文字入力システム「POBox Touch」がバージョン4.0へアップデート。フリック入力はこれまで「かな」のみだったが、数字のフリックも可能になったり、QWERTY時に母音や数字が大きく表示されるなど、文字入力が快適になった

有効800万画素カメラは人の顔を認識し、移動しても焦点を合わせ続けられるほか、最適なシーンモードを自動検出してくれて、何もせずにキレイな写真が撮れる。裏面照射型センサーと、多くの光を取り込めるF値2.4レンズ搭載で、SO-01Bの約2倍の高感度撮影が可能になった。動画は最大720p(1280×720ドット、30fps)の高画質で撮影可能

MicroHDMI(タイプD)端子を上部に搭載。市販のHDMIケーブルを挿すだけで画面内容をテレビへ表示できる。写真や動画、ゲームや地図、ブラウザーなど、どの画面でも出力可能で、娯楽やプレゼンなどに活躍しそうだ

Optimus Pad L-06C

ステレオスピーカーは右側面に2個、左側面に1個の計3個。本体の向きに合わせ切り替わり、縦でも横でもステレオサウンドが楽しめる。なお、背面カバーの一部を外すとSIMカードは取り出せるが、バッテリーは取り外せない構造

角度を3段階調整可能な革ケース「L01」や、HDMI、micro USB、充電端子搭載クレードルなど周辺機器は、各4000円前後で別売。spモードに対応し、「@docomo.ne.jp」でのメール送受信は可能だが、音声通話には非対応

8.9インチ液晶は、タッチタイプがぎりぎり可能なサイズ。チルト式レザーケースを使うとより快適。なお、L-06Cはデータ通信専用端末ということで、ドコモのAndroid端末としては初めてテザリングに対応。「定額データプラン スタンダード バリュー」と「定額データ スタンダード割」へ加入すると月額最大5985円で、Wi-Fi-ルーターと同じようにデータ通信し放題になる。同時接続可能台数や利用方法など詳細は発売時に明らかになる見込みだ

Mini-HDMI(タイプC)端子やmicro USB端子を下部に搭載する。HDMIケーブルで大画面テレビへ接続し、動画を出力したり、USBケーブル経由でデジカメから画像を直接取り込むこともできる。CPUは1GHzのデュアルコアプロセッサーで、動画やマップなど重めのコンテンツがとてもスムーズに動いていた

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