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時代を先取りしてきたユニファイドストレージ分野で実績を強調

Datacenter is Computer時代のネットアップの戦い方

2011年02月24日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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2月24日、ネットアップは都内でプライベートイベント「NetApp Innovation 2011」を開催した。同社のストレージのユーザー事例が紹介されたほか、同社のCTOがクラウドの動向について持論を披露した。

ユーザー事例からわかるネットアップストレージの魅力

 NetApp Innovation 2011は、同社の技術や事例、戦略などを紹介するプライベートイベント。基調講演の冒頭では、ネットアップ社長のタイ・マッコーニー氏がホストとなり、ユーザーに話を聞くという構成で展開された。

ネットアップ社長のタイ・マッコーニー氏

 民間企業となった郵便事業は、民営化にともなうシステム統合においてネットアップのストレージを導入している。Oracle DBを動かす統合基幹ストレージとして、ネットアップのストレージ上で使っているという。セブンイレブンの物流システムなどに関わったこともある郵便事業 CIO 執行役員 大角和輝氏は、「10程度の業務システムを統合したが、拠点数も多く、物流数からしても、とにかく規模が大きい」という課題があった。こうしたなか統合システムで選定したネットアップのポイントとして、「われわれはお金が使えないので、コストパフォーマンスのよさは非常に大きい。あと、接続テストが簡単にでき、おおげさにいうとカットオーバーまでの時間を短くできた」といった点を挙げた。

郵便事業 CIO 執行役員 大角和輝氏

 また、クラウドプロバイダの代表として、ソフトバンクテレコムの取締役専務執行役員兼CISOである阿多親一氏が登壇し、ネットアップ製品が採用されている「ホワイトクラウド」について語った。

ソフトバンクテレコムの取締役専務執行役員兼CISOである阿多親一氏

 ホワイトクラウド登場の背景には、ボーダフォン買収に伴なうソフトバンクグループ全体のコスト削減の取り組みがあったという。コスト削減を担当した阿多氏は「もう徹底的なコストダウンだという号令だったが、3年間で目標を達成できた。このノウハウやメリットを多くのユーザーに享受してもらおうということで、ホワイトクラウドを開始した。ソフトバンクグループのバイイングパワーを活用し、低廉な価格をリソースを提供する」と語った。阿多氏はネットアップのストレージに関して、こうしたコスト削減に大きく貢献したほか、「マルチドメインの機能や管理性のしやすさもある。なにより納期が速く、すぐにアタッチできる」という点を高く評価した。

ユニファイドストレージ分野での実績を強調

 続けて、ネットアップ 技術本部 本部長の近藤正孝氏が最新の製品ポートフォリオを紹介した。

ネットアップ 技術本部 本部長の近藤正孝氏

 まずは2010年11月に一新した主力製品FASシリーズを紹介。製品が一新されたが、Data ONTAPをベースにした単一アーキテクチャであることが強調された。また、近藤氏は同社の基幹ソフトウェア「Data ONTAP」をベースにした異ベンダー製品の仮想化を実現する「Vシリーズ」、シスコ、ヴイエムウェアと共同開発したクラウドビルディングブロック「FlexPod for VMware」、FCoE、iSCSI、NFS/CIFSなどのプロトコルを単一のEthernetリンクに統合する「Unified Connect」、自動化、分析、制御などストレージ管理を効率化する「OnCommand」など、同社の最新技術やサービスを紹介した。

シスコやヴイエムウェアと開発したFlexPod for VMware複数プロトコルを単一のリンクに統合するUnified Connct

 また、昨今SANとNASを統合したユニファイドストレージがストレージ業界の1つのキーワードになっているが、近藤氏は2002年より同社がこの分野で実績を積んでいることを強調した。「われわれのやってきたことは間違えてなかった。約10年で18万台出荷の実績を持ち、仮想化そしてクラウドという最近のコンピューティング環境にマッチしているとお客様から評価されている」と述べた。

(次ページ、ストレージのスケーリングは容量だけではない)


 

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