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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第49回

企画も運営も作曲もワンマンの「デPフェス!」を追う

ついに来たか、“一人ロックフェス”時代

2011年02月26日 12時00分更新

文● 四本淑三

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「死んだら終わり感」がライブだ、人生に残機はない!

―― 最初に「フェス!」って何ですか?

デP 普通にライブをやるだけです。なんか語呂もいいし、それでいいんじゃないって。特別な意味なんかひとかけらもないですよ。

デッドボールP

―― あ、なんだ。でも、言葉がひとり歩きする可能性はありますね。これが毎年恒例になって回を追うごとに、段々フェスらしく規模が大きくなり……。

デP 将来的には武道館を目指します! みたいなことを言えばいい気もしますけど、目指してねえし! それに一人でやるわけじゃなくて、ニコ動で活躍されている奏者さんや歌い手さんたちにお越しいただくわけで、演奏されるのが全部俺の曲ってことです。

―― でもワンマンライブってそういうものですよ。

デP ワンマンって、トークショーを間に挟んだりとか、お客さんから質問をもらって答えたりとか、慣れ合いな空気感が出るんですけど、制限時間いっぱい演奏して硬派にやりたいんです。ちゃんと演奏するからお前ら聴いてくれよ! というライブです。

―― それは観る方も気合いが必要そうですね。

デP 満員電車くらいの密度で4時間くらい立ちっぱのニコニコ大会議に比べたら、もう全然平気です。あとですね、3月9日がミクの日じゃないですか。去年は「ミクフェス」で今年は「ミクパがあるんですけど、「その1ヵ月後にデPフェスに来てみろ! もっと面白いものを見せてやるよ!」くらいの勢いですよ。

ミクパ : 2011年3月9日(水)にZeppTokyoで開催されるライブイベント。既にチケットは完売だが、当日はニコニコ生放送で有料生放送の予定あり。2011年5月3日(火) ZeppSapporoでの追加公演も決定している。

―― 挑戦的な!

デP デPが出ないミクの日なんて、事故もなく驚きもなく平和にミクさんが踊るだけですね!

―― 意気込みとしては非常に素晴らしいです。

デP それとですね、最近のニコニコ系のライブと言うと、歌い手さんが出てきてカラオケに乗せて歌うだけなんですよ。それってライブなのかと。最近のテレビなんか歌まで流して、当て振り(口パク)らしい。それじゃ動画と変わらないじゃないですか。

―― そこはあまり深く突っ込みたくありませんが……。

デP ライブって何がいいかというと、一発に賭ける青春みたいなものですよ。その「死んだら終わり感」がライブじゃないですか。人生に残機はないわけです!

―― 人生に残機はない!

デP このフレーズ、使ってください!(記事に)

(次のページに続く)

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