レーベルゲートの音楽配信サービスも利用可能
さて、スマートフォンで音楽を楽しむといった場合、その場で気に入った音楽を購入できる音楽配信サービスも利用したいところ。iPhoneには「iTunes Store」が用意されているが、Androidならレーベルゲートが運営する「Mora touch」(http://mora.jp/moratouch/)が利用できる。
Mora touchは音楽配信サービス「Mora」のAndroid版になる。ソニー・ミュージックネットワークやエイベックス、ポニーキャニオン、ワーナーミュージック・ジャパンなど、国内の主要レーベルが楽曲を提供しており、配信楽曲数は約10万曲という。
なお、もともとNTTドコモの「Xperia」の発売に合わせてスタートしたサービスだが、昨年11月からKDDIのスマートフォンでもサービスを利用できるようになった。
1曲あたりの中心価格帯は200~420円で、決済方法は、通話料金と合算して支払う「auかんたん決済」とクレジットカード決済、クーポン(moraミュージッククーポン)の3種類が用意されている。
ただ、au端末でMora touchの音楽を購入した場合、再生できるのは「LISMO」のみで、ほかのプレーヤーアプリからは参照することはできない。さらに言えば、対応機種が限られており、Xperiaには対応しているが、同じNTTドコモの「REGZA Phone T-01C」だとアプリのインストールすらできない。このあたりは残念だが、仕様として割り切るしかないだろう。
もう1つ、iTunes Storeと比べて残念なのは1曲あたりの価格が高めであること。iTunes Storeでは200円の曲が、Mora touchでは420円で販売されているという例が少なくない。やはり1曲あたりの値段が倍も違うと、楽曲の購入をためらってしまう。
このように音楽配信サービスというところで見ると、現状ではiPhone陣営に分がある。ただWinampを使えば無線LANを使ってライブラリが同期できる点や、音楽プレーヤーを自由に選べることなどを見ると、Androidの音楽再生環境は意外と充実しているというのが率直な感想だ。
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