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2010年CPUクーラー最強王者決定戦 第3回

TDP220Wサポートのクーラーも!

CPUクーラー2010年発売モデル最強王座はどれだ?【第3回】

2011年02月17日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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220W対応をアナウンスするハイエンドクーラー
Thermaltake「Frio 冷却魂」

●対応ソケット:775/1366/1156/1155、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:98(W)×139(D)×165(H)mm/1042g
●ファン回転数:1200~2500rpm
●風量:最大101.6CFM
●ノイズ:20~43dB
●実売価格:6500円前後
●製品情報URL:http://www.thermaltake.co.jp/product_info.aspx?PARENT_CID=C_00001415&id=C_00001416&cid=C_00000010&name=Frio+%E5%86%B7%E5%8D%B4%E9%AD%82&ov=n&ovid=
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/502/502688/

Thermaltake「Frio 冷却魂」

 現在、ハイエンドCPUのTDPは125~130W程度だが、本製品はこれをはるかに上回る220Wサポートをアナウンスする。5本のヒートパイプはすべて極太タイプの8mm径。さらに付属ファンも120mm角ファンが2つ用意され、シングルまたはデュアルファンでの運用が可能だ。ただし、重量は1042gとかなり重いので固定には注意が必要となる。
 テストの結果はハイエンドクーラーとしては少々物足りない数値。接地面のグリスの広がり具合を見ると圧力が不足気味に感じたので、熱伝導シートを使うと改善されるかもしれない。固定方法の改良を望むところである。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  30℃ 31.7℃ 28.3℃ 39.5℃ 41dB 1400rpm
純正より -6℃ -10.5℃ -1.6℃ -0.1℃ -2dB -400rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  47℃ 38.4℃ 27.3℃ 42.1℃ 50dB 2000rpm
純正より -17℃ -11℃ -9.3℃ -6.2℃ +2dB -1500rpm

フィンもファンもギザギザ仕様
Thermaltake「Contac29」

●対応ソケット:775/1366/1156/1155、754/939/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:50(W)×120(D)×159(H)mm/558g
●ファン回転数:800~2000rpm
●風量:29.434~72.084CFM
●ノイズ:15~33.2dB
●実売価格:3400円前後
●製品情報URL:http://www.thermaltake.co.jp/product_info.aspx?PARENT_CID=C_00001412&id=C_00001413&cid=C_00000010&name=Contac29+&ov=n&ovid=
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/493/493445/

Thermaltake「Contac29」

 サイドフロータイプとしては標準的な大きさの製品。ダイレクトタッチ仕様のヒートパイプは8mm径3本で、重量も約558gとスペックも平均的なものとなっている。付属ファンはファンブレードがノコギリのようなギザギザ形状になっており、これがノイズ軽減と風量アップに貢献するとしている。また、フィンも上から見るとギザギザになっているのが特徴的だ。
 スペックは普通であるが、テスト結果はもう少しでハイエンドクラスに届きそうな高い数値を出した。4000円前後の実売価格を考慮すると、かなり狙い目の製品と言えるだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  30℃ 40.4℃ 29.4℃ 40.8℃ 39dB 800rpm
純正より -6℃ -1.8℃ -0.5℃ +1.2℃ -4dB -1000rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  44℃ 36.8℃ 27.3℃ 38.3℃ 47dB 2000rpm
純正より -20℃ -12.6℃ -9.3℃ -10℃ -1dB -1500rpm

(次ページへ続く)

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