独自の大型クーラー「Twin Frozr III」を採用した、「Radeon HD 6870」搭載ビデオカード「R6870 Hawk」がMSIから発売された。
2基の80mmファンとヒートパイプ、大型のヒートシンクで構成されたMSI独自の大型クーラー「Twin Frozr III」を搭載しているのが最大の特徴だ。リファレンス仕様のクーラーに比べて、平均18℃前後の温度低下を実現するという。
さらに同製品は、従来の「ミリタリークラス」の特徴であったアルミ個体コンデンサやHi-C CAP(Highly-conductive polymerized Capacitor)といった要素を引き継ぎながら、さらなる改良を施した「ミリタリークラスII」に準拠している。同社によると、これまでのソリッドステートチョークより高効率のスーパーフェライトチョークを採用することで、従来のチョークコイルに比べ最大30%性能がアップ、電力効率も最大10%改善しているという。
主なスペックは、コアクロックが定格の900MHzから930MHzにオーバークロックされており、ビデオメモリはGDDR5 1GBを搭載する。補助電源コネクタの形状は6ピン×2、ブラケット部はDVI-I×1(Dual-Link)、DVI-D×1(Single-Link)、mini DisplayPort×2、HDMI×1という構成だ。
GPUやメモリの各ステータス監視やオーバークロック/オーバーボルテージ設定等が可能なユーティリティツール「AfterBurner」も利用可能だ。
価格は、ツクモパソコン本店とTSUKUMO eX.とソフマップリユース総合館で2万9800円。