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アプリケーションプラットフォーム「サムライクラウド」構想の第一弾

ニフティクラウド上で純国産アプリケーションが連携

2011年02月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月7日、ニフティが協賛するニフティクラウドワーキンググループは、シームレスな国内クラウド環境の実現を目指す「サムライクラウド」構想の第一弾として、他ベンターのアプリケーションの連携を「ニフティクラウド」上で実現したと発表した。

「サムライクラウド」構成図

 連携にはセシオスのSecioss Access ManagerとSecioss Identity Manager(統合ID管理)により実現する。Secioss Access Managerは、SAML、OpenIDやShibboleth等、さまざまな方式に対応したオープンソースベースのシングルサインオンソフトウェア。

 Secioss Identity Managerは、オープンソースソフトウェアLISMをベースにした統合ID管理ソフトウェアで、LDAP、Active Directory、データベース、Google Apps、Salesforce、CSVファイルなど、さまざまなシステムのIDを統合的に管理できる。

 第一弾連携アプリケーションは、NetCommons、MosP勤怠管理、ATGateway。今後は、Webメールのxgate、メール監査のMailArchiva、文書検索のKnowledgeTree、グループウェアのAipoなどのアプリケーションが順次連携する予定。

 なお、ニフティクラウドワーキンググループとは、ニフティが協賛し国内ISV(独立系のパッケージソフトウェアの開発・販売会社)によって2010年11月1日に設立した団体。サムライクラウドとは、日本国内にサーバーを設置している「ニフティクラウド」上で連携する純国産アプリケーション、またはオープンソースアプリケーションのプラットフォームのこと。

 また、実際にクラウド上で連携しているデモが確認できるデモサイトもオープンしている。

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