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早速触った!キヤノン 「EOS Kiss X5 & X50」

2011年02月07日 14時00分更新

文● 周防克弥

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 春先恒例とも言える「EOS Kissシリーズ」の新モデルが発表された。発表されたKissは2機種。3月上旬発売予定の「EOS Kiss X5」と、3月下旬発売予定の「EOS Kiss X50」だ。今回はβ機に触る機会をいただいたので、機能周りを中心にチェックした。

左がX5で右がX50。シルエット的にはあまり差がないようだが表面処理が異なる

左が「EOS Kiss X5」で右が「EOS Kiss X50」。シルエット的にはあまり差がないようだが表面処理が異なる

X5は3型104万画素、X50は2.7型23万画素

X5は3型104万画素、X50は2.7型23万画素の背面モニターを搭載。X5はバリアングル機構を採用

 Kissシリーズはキヤノンのデジタル一眼レフの中ではローエンドとなるのだが、その世代において常に新しい機能を採用し、上位機種に迫る性能を持つことが多かった。

 「EOS Kiss X2」発売後に、少しスペックを抑えて安価で扱いやすい入門機「EOS Kiss F」をラインナップに加えた時期もあったが、モデルチェンジすることもなく1世代で終わってしまい、以後は最新のKissとひとつ前のKissとの2本立てラインナップになっていた。

 約1年ごとにモデルチェンジされるので、1年落ちの旧モデルは価格も下がり、比較的安価に販売される傾向がある。ローエンドを担うには性能的にも価格的にも十分だったのだが、やはり1年落ちというのはイメージ的にあまり良くないのか、今回は2機種を同時に発表することで明確にローエンドクラスを2本立てにしてきた。

上位機種に限りなく近づいたエントリーモデル
Kiss X5

グリップだけでなく、全体的にシボ付きのゴムが貼られ、高級感が増している

X4から若干ボタン配置が変わった。背面モニターの表示を切り替えるボタンが押しやすい位置(モードダイヤルの前方)にある

X4にあったアイピース下部のセンサーがなくなり、顔を近づけただけでは画面が消えなくなった。標準状態ではシャッターボタンの半押しで消灯する

背面モニターはEOS 60Dと同様にバリアングル機構を採用する

 X5のCMOSセンサーは約1800万画素、ISO感度は最高ISO 12800まで設定可能。フルHDの動画撮影機能を持ち、バリアングル液晶モニターまで採用。昨年発売された上位機種「EOS 60D」譲りのスペックとなっている。

X5では「感度拡張」機能をオンにすることで、最高でISO 12800まで設定できる

X5、X50共にISOオート時の最高感度を設定できる

X5、X50共にISOオート時の最高感度を設定できる

 大きさは幅133.1×奥行き79.7×高さ99.5mm、重さは約570gとKiss X4(幅128.8×奥行き75.3×高さ97.5mm、重さ530g)に比べて一回り大きくなった。連写速度は秒間3.7コマ でKiss X4と同じだ。

 ボディのみの予想実売価格は9万円前後、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II」レンズが付属する標準ズームキットは10万円前後、上記レンズと「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」望遠ズームレンズが付属するダブルズームキットは13万円前後になる。

本体側面の端子類は2つのカバー内に分けて配置されるようになった。右寄りにUSB端子とHDMI端子、左寄りにリモコン端子とマイク端子がある。それらを覆うカバーは60D風になっている

電池とメディアもきっちりと分かれている。電池はX4と同じ「LP-E8」を使用する

電池とメディアもきっちりと分かれている。電池はX4と同じ「LP-E8」を使用する

ちなみにキットレンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II」はデザインが変更になった。光学系は変更なしとのこと

ちなみにキットレンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II」はデザインが変更になった。光学系は変更なしとのこと

左が新型(型番の末尾が“II”)、右が旧型のレンズ

左が新型(型番の末尾が“II”)、右が旧型のレンズ

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