1920×1080ドット表示対応の15.6型ワイド液晶を搭載
レッツノート B10の最大の魅力が、フルHD表示対応の15.6型ワイド液晶を搭載していることだ。
解像度は1920×1080ドットで、13.3~15.6インチクラスのミドルクラスノートパソコンで一般的な1366×768ドット液晶に比べると、一度に表示できる情報量は約2倍にもなる。
解像度が高いので、複数のウィンドウを同時に開いても、快適に作業が可能だ。一度、この快適な環境に慣れてしまうと、もはや1366×768ドット環境には戻れない。
また、他のレッツノートシリーズと同じく、ノングレアタイプの液晶を採用していることも高く評価できる。ノングレアタイプの液晶は、外光の映り込みが少ないため、長時間使っていても目の疲れが少ない。
レッツノートシリーズ初のBlu-ray Discドライブを搭載
レッツノート B10では、トレイ式の光学式ドライブを搭載している。
一般的なノートでは、側面に光学ドライブを搭載する製品が多いが、レッツノート B10では、手前に引き出すフロントドライブを採用しているため、左右のスペースを必要とせず、机の上を広く使えることが利点だ。
ドライブの上に補強板が設けられており、パームレスト部分の強度も確保している。
店頭モデルの光学式ドライブはDVDスーパーマルチドライブだが、B10プレミアムエディションでは、Blu-ray Discドライブが搭載されている。
レッツノートシリーズで、ブルーレイドライブを搭載したのは、B10プレミアムエディションが初となる。
映画などの市販BDタイトルの再生はもちろん、BD-R/REの書き込みにも対応しているので、データのバックアップにも便利だ。
15.6型ワイド液晶搭載2スピンドルノートとして世界最軽量を実現
レッツノートシリーズは、それぞれのクラスでの世界最軽量を誇る機種が多く、携帯性の高さにおいても群を抜いていたが、レッツノート B10もその伝統を受け継ぎ、15.6型ワイド液晶搭載2スピンドルノートパソコンとして、店頭モデルの場合、世界最軽量となる約1.88kg(B10プレミアムエディションは約1.91kg)を実現している。
同じクラスの液晶を搭載するノートパソコンは3kg前後が多く、レッツノート B10は約1kgも軽い。実際に持ってみると、重量バランスがいいせいか、数値以上に軽く感じる。
また、強度についても30cm落下試験(非動作時、26方向)をクリアしており心強い。
キーボードやホイールパッドもさらに進化
キーボードやホイールパッドの設計も新しくなり、より使いやすく進化している。
キーピッチは縦・横とも19mmで、キーストロークも約3mmと十分だ。打鍵音も静かなので、会議室や図書館などの静かな場所でも気兼ねなく使える。
また、キーボード右端にHome、PgUp、PgDn、Endの各キーを独立して搭載。これらのキーはユーティリティーボタンも兼ねており、Fnキーとのコンビネーションにより、画面解像度の切り替えや無線LAN、ドライブ電源のオン/オフをワンタッチで切り替え可能だ。
画面解像度は、1920×1080ドット/1600×900ドット/1366×768ドット/1280×720ドットの4段階に切り替えができる。Fnキーを押すと、画面にステータスアイコンが半透明表示され、液晶の輝度や音量の調節ができるのも便利だ。
ポインティングデバイスとしては、レッツノートシリーズではお馴染みの円形ホイールパッドを搭載。新たにツインクリックボタンを搭載し、ボタンの上側でも下側でもどちらでもクリックできるようになった。キーボードから手を離さずに操作が可能なので、作業効率がより向上する。