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楽しく撮る機能が進化した! オリンパス「E-PL2」

2011年02月01日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 オリンパスからマイクロフォーサーズ規格の新機種「E-PL2」が発売された(関連記事)。

 昨年末に発売されたマイナーチェンジモデル「E-PL1s」(関連記事)の上位機種にあたるE-PL2では、デザインやインターフェイスを一新。一部を「E-P2」(関連記事)風のデザインに変更し、「PEN」シリーズのデザインに統合している。

 実売価格は、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」付きのレンズキットが約8万円、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6」が付属するダブルレンズキットが約10万円、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」が付属するパンケーキキットが約9万円、ボディのみは受注生産で約7万円となっている。

PENシリーズと統一した外観デザイン

コンパクトさはそのままで、上位機種に似たデザインを一部に採用する。ちなみに、本体サイズは幅115.4×奥行き42×高さ72.7mm、本体のみの重さは約317g

コンパクトさはそのままで、上位機種に似たデザインを一部に採用する。ちなみに、本体サイズは幅115.4×奥行き42×高さ72.7mm、本体のみの重さは約317g

ちなみにこちらが従来機「E-PL1」

ちなみにこちらが従来機「E-PL1」

パームグリップは大きく、ホールディングしやすい

 外観は、シャッターボタン周りの上面パネルデザインがE-P1/2のようになり、機種名も同様の箇所に刻印されている。グリップの形状が大きくなり、E-PL1sのような“とってつけた”ような感じではなく、一体感のあるデザインになった。

背面には3型(46万ドット)の高精細モニターを搭載。十字ボタンの周辺はE-P1やE-P2のようにダイアルになった

背面には3型(46万ドット)の高精細モニターを搭載。十字ボタンの周辺はE-P1やE-P2のようにダイアルになった

ちなみに、こちらはE-PL1の背面。モニターは2.7型(23万ドット)

ちなみに、こちらはE-PL1の背面。モニターは2.7型(23万ドット)

 背面の液晶モニターは3型(約46万ドット)と大きく、高精細になっている。上位機モデルであるE-P2に先駆けて、PENシリーズでは初採用された高精細モニターだ。

 また外部ストロボ取付部の下にあるアクセサリーポートが「アクセサリーポート2」となり、E-PL2と同時に発表されたBluetooth転送ユニット「PENPAL PP-1」に対応する。

「アクセサリーポート2」になり、対応する機器が増えている。もちろん従来の周辺機器も使用可能だ

「アクセサリーポート2」になり、対応する機器が増えている。もちろん従来の周辺機器も使用可能だ

Bluetooth転送ユニット「OLYMPUS PENPAL」(希望小売価格8820円)

Bluetooth転送ユニット「OLYMPUS PENPAL」(希望小売価格8820円)

側面にはHDMI出力端子とminiUSB端子が備わる。USB端子にはリモートレリーズの装着が可能になった

側面にはHDMI出力端子とminiUSB端子が備わる。USB端子にはリモートレリーズの装着が可能になった

内蔵ストロボも健在。外部ストロボをコントロールするコマンダー機能も従来通り搭載される

内蔵ストロボも健在。外部ストロボをコントロールするコマンダー機能も従来通り搭載される

専用充電池はE-PL1sと共通。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応する

専用充電池はE-PL1sと共通。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応する

基本的な機能は「E-PL1s」を踏襲

 外観は大きく変わったが、内部的には昨年末に発売されたE-PL1sを踏襲している部分が多い。撮像素子は1230万画素のハイスピードLive MOSセンサー、映像エンジンは「TruePicV」のままだ。

 同社のデジタル一眼レフ「E-5」で採用されている、「ファインディテール」処理機能をもった映像エンジン「TruePicV+」が搭載されなかったのは残念だ。来るべき上位モデルへの搭載を期待したい。

 最高感度はISO 6400まで設定可能。動画は1280×720ドット/30fps、内蔵マイクはモノラルといった仕様はE-PL1sそのままだ。ボディ内手ブレ補正機能、ダストリダクションシステムも引き続き搭載する。

感度別撮影サンプル

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1200

ISO 1200

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

 感度は、ISO 800まではノイズも目立たずかなり良好。しかしISO 1600以降ではノイズが序々に増えていく。高感度ではノイズが多くなってもディテールは結構残っていて、解像感は高い。

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