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新CPU搭載機を拡充 NECが2011年春モデル新製品を発表

2011年02月01日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 NECは1日、ノートパソコン「LaVie」、デスクトップパソコン「VALUESTAR」シリーズの2011年春モデル新製品を発表した。デスクトップのすべてと大型ノートパソコンに、第2世代Coreプロセッサーを搭載したモデルを多数ラインナップ。また、天板に傷が残りにくい「スクラッチリペア塗装」を施したノートパソコンを拡充するといったモデルチェンジが図られている。店頭販売モデルの価格は、全機種オープンプライス。なお、新Coreプロセッサー搭載製品の発売時期と予想実売価格は未定とされている。

訂正:同社からの発表により、一部製品の発売時期を未定と修正いたしました。(2011年2月1日)

新CPU+3Dで大幅強化
LaVie Lシリーズ

LaVie L「LL970/CS」

新Core i7内蔵に3D表示対応、無線テレビチューナー付属という全部入り最上位機種LaVie L「LL970/DS」

 大型ノートの「LaVie L」シリーズは、5機種が発表された。3D表示とテレビ機能に対応するAVノートを含む4機種が、新Coreプロセッサーを搭載する。

 ラインナップの中でも、AV性能を重視した「LL970/DS」と「LL770/DS」は、15.6型ワイドサイズながらフルHD解像度(1920×1080ドット)を誇る高精細ディスプレーと、偏光板メガネを使う3Dステレオ表示機能を搭載。Blu-ray 3Dの再生やDVD映像の3D変換表示、さらに付属ソフト「I-O DATA DigiCame3D Editor」による、2D写真の擬似3D表示などを可能としている。

 LL970はCPUにCore i7-2620M(2.70GHz)を、LL770はCore i5-2410M(2.30GHz)を内蔵。さらに、2010年モデルよりも最大転送速度が高速化(5Gbps)されたUSB 3.0ポートを2ポート搭載するほか、地上/BS/110度CSデジタル放送の3波に対応する外付け無線テレビチューナー「ワイヤレスTVデジタル」も付属するなど、豪華な装備を特徴としている。

 全機種とも、グラフィックス機能はCPU内蔵機能を使用。4機種ある新CPU搭載機の場合は「Intel HD Graphics 3000」を使用する。また新CPU搭載機は、いずれも記録型BDドライブを標準搭載する。

 新CPU搭載機ではサウンド面も強化している。コーン紙を使い、バスレフポートの形状を工夫して小型ながら良質の低音を実現するスピーカーを中心としたヤマハ製のサウンドシステムを採用。再生音源に合わせて音質を補正する「MaxxAudio」にも対応し、同機能の有効無効や設定を簡単に切り替えるソフトウェア「MaxxGadget」もプレインストールしている。

天板には傷が残りにくいスクラッチリペア塗装を採用。見た目は光沢があり、特殊なものには見えない

 新CPU搭載機はデザインも変更されており、透明感を重視した素材や塗装、キーキャップを採用している。さらに天板には、「自己治癒性コーティング剤」により微少な傷を自然修復するスクラッチリペア塗装を施している。本体カラーバリエーションは、テレビなしの中位機「LL850/DS」「LL750/DS」が4色を用意。テレビチューナー付きの上位2機種は黒のみ、下位機種の「LL370/DS」は白と黒の2色となっている。

LL850/LL750のカラーバリエーション。左上から時計回りに「クリスタルブラウン」「クリスタルレッド」「クリスタルホワイト」「クリスタルブラック」

 全機種ともに、OSはWindows 7 Home Premium 64bit版を搭載。Officeソフトとして、Office Home and Business 2010をプレインストールしているる。

 ラインナップは5機種で、主な仕様は以下のとおり。予想実売価格は、LL970/LL770/LL850/LL750が未定で、LL370が14万5000円前後。発売時期はLL370のみ2月3日の予定で、ほか4機種は未定。

製品名 液晶サイズ CPU TV BD/DVD 3D USB 3.0
LL970/DS 15.6型 フルHD Core i7-2620M 2.70GHz 3波付属 BD 対応 対応
LL770/DS Core i5-2410M 2.30GHz
LL850/DS 15.6型 1366×768 Core i7-2620M 2.70GHz
LL750/DS Core i5-2410M 2.30GHz
LL370/DS Celeron P4600 2GHz 地デジ内蔵 DVD

デザイン変更と性能強化
LaVie Mシリーズ

LaVie M「LM750/DS」

 13.3型ディスプレー搭載のモバイルノート「LaVie M」シリーズは、筐体デザインを変更してCPU性能を強化した3機種が発表された。天板はスクラッチリペア塗装となり、持ち運びの際に傷になりにくくなった。

 ラインナップ最上位の「LM750/DS」は性能を大きく強化。CPUには前世代ではあるが、超低電圧版のCore i7-660UM(1.33GHz)を搭載。Core i3どまりだった2010年モデルと比べて、基本性能を大きく強化している。

 筐体とキーボードも大きく変更。本体サイズや重さをほとんどそのままに、DVDスーパーマルチドライブを標準搭載。キーボードには13型クラスでは初のテンキー搭載キーボードを採用した。重さは1.86kg~1.88kgで、バッテリー駆動時間は約8.2~10時間と長時間の駆動を可能としている。

 本体にはテレビチューナー機能を内蔵していないが、ラインナップ中の1機種「LM570/DS」にはワイヤレスTVデジタルが付属しており、ノート本体の持ち運びを邪魔せずにテレビ視聴・録画を可能としている。

LaVie Mの本体カラーバリエーションは3色。上から時計回りに「ブレイズレッド」「フレッシュホワイト」「コスモブラック」

 全機種ともに、OSはWindows 7 Home Premium 64bit版を搭載。Officeソフトとして、LM750/DSはOffice Home and Business 2010を、それ以外の2機種はOffice Personal 2010をプレインストールしている。

 主な仕様は以下のとおり。予想実売価格は、LM750とLM570が15万5000円前後、LM550が13万5000円前後。発売時期は2月3日の予定。

製品名 液晶サイズ CPU TV バッテリー駆動時間
LM750/DS 13.3型 1366×768 Core i7-660UM 1.33GHz 約10時間
LM570/DS Core i3-380UM 1.33GHz 3波付属 約8.2時間
LM550/DS 約10時間

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