AMD Fusion Tech Dayレポート Vol.2
AMDのイベントでFusion APU搭載マシンが続々と登場!
2011年01月27日 02時37分更新
文● 小西利明/ASCII.jp編集部
AMD Eシリーズ搭載一体型&超小型デスクトップ
Fusion APUはモバイル専用というわけではなく、TDP 18Wの低消費電力性能を生かして、ディスプレー一体型デスクトップ(AIO)や超小型デスクトップにも採用されている。例えば日本でも発表済みの富士通「ESPRIMO EH30」がその好例だ。従来はほぼインテルCPUの独壇場だったAIOにも、低価格製品を中心にFusion APUの採用が増えていきそうだ。
日本でも12日に発表されたE-350搭載AIO「ESPRIMO EH30」
MSIもAIO「Wind Top」シリーズで、E-350搭載の「Wind Top AE2050」を出展。20インチクラスのディスプレーを備える
Atom搭載機が多かった超小型デスクトップにも、Fusion APU搭載製品が登場するようだ。特にグラフィックス性能でAtomを大きく上回るFusion APUの利点を考えると、家庭の大画面テレビとの組み合わせに適した超小型デスクトップは、AMD Eシリーズにベストマッチな製品かもしれない。
日本でもお馴染みのZOTAC社製超小型デスクトップ「ZBOX-AD02」。スロットインBDドライブを備えるスマートな製品。USB 3.0も備えるようだ
Giada社のE-350搭載超小型デスクトップ「A50」。同社の超小型デスクトップは日本でも扱う販売代理店があるので、日本登場も期待される
A50の背面。 HDMI出力やアナログRGB出力、4ポートのUSBに有線LAN端子が見える
シングルコア版のE-240(1.5GHz)を搭載するPowerCooler社の「Mini PC」。ベアボーンキットだろうか
Mini PCの背面。映像出力系に加えて、テレビアンテナの入力端子も見える
PowerCoolerのMini PCには光学ドライブ付きモデルも。さすがにこの筐体に黒のトレイ式ドライブは似合わないと思う。製品版では筐体色に合わせたスロットイン式ドライブ搭載に期待