1月25日、日本サムスンとラドビジョンは、オール・イン・ワン液晶一体型TV会議システム「VC240」の販売戦略説明会を開催した。
VC240は、サムスン電子とイスラエルのラドビジョンの共同開発により、2010年よりグローバルで販売を開始したオール・イン・ワン液晶一体型TV会議システム。価格は38万円(税抜)。
今回の発表に合せ、資料共有機能の強化やNAT越え機能などを追加したという。
ラドビジョン社長の西村耕三氏は、今までのTV会議端末は高価で、規模の大きな企業で全社員に導入する訳にはいかないのが普及のネックだが、今回のシステムは安価だとした。
同社はマルチポイントのTV会議システムを制御する多地点接続装置MCU(Multi-point Control Unit)を提供する会社であり、MCUに接続するPCクライアントのライセンスはフリーだ。多くの端末を接続する場合などは有利に働くだろう。
なお、2拠点の場合はMCUは不要で、VC240を2台導入するだけでテレビ会議システムが構築できる。ただし、2拠点以上のシステムを構築する場合は、MCUが必要となる。
日本サムスン DMAチーム チーム長 宮田隆氏は、ラドビジョンと組むことで、現在1%程度だというテレビ会議システムの国内市場シェアを、2013年までに15%に拡大するのが目標だとした。