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gooウェブ検索、検索結果に「ベリサインシール」表示。安全サイトを確認可能に

2011年01月19日 18時36分更新

記事提供:SEMリサーチ

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NTTレゾナント株式会社は2011年1月13日、ポータルサイト「goo」(グー)で提供するウェブ検索結果に、べりサインが提供する「べりサインシール」の表示を開始したことを発表した。

ベリサインシールとは、SSLサーバ証明書であるベリサインセキュアドシールと、企業の実在性の確認とマルウェアスキャンなどの機能を備えた、VeriSign Trust Sealの総称。ベリサインがウェブサイト運営者の実在性を確認し、かつマルウェアスキャンに合格したウェブサイトに表示される。

同社によると消費者の74%に認知された知名度の高いシールであり、また消費者の5人中4人は「検索結果にベリサインシールが表示されているリンクを、ベリサインシールが表示されていないリンクよりクリックしたい」と回答しているという。

日本ベリサイン株式会社は今回の発表にあわせて、アイトラッキングを使った調査を実施している。ベリサインシールのマークが表示されている場合、ユーザがシール周辺に注視していることがわかる。同調査後にモニターに実施したアンケートでは、6割のユーザが安心してクリックできると回答した。

ベリサインシール非表示の場合
ベリサインシール非表示の場合

ベリサインシールを表示した場合
ベリサインシールを表示した場合


悪意ある攻撃者は近年、SEOを悪用して人気キーワードで攻撃サイトを検索上位に表示して、利用者を攻撃サイトに誘導する手法を用いている。また、検索経由で訪問したサイトが改ざんを受けており、訪問と同時にマルウェアなどに感染するリスクも増加している。米Yahoo!はセキュリティ会社の米McAfeeと提携して「SearchScan」を提供して利用者を保護しているほか、Googleも有害・危険なサイトと判断した場合は事前に警告メッセージを表示するなど、検索各社はセキュリティに力をいれている。セキュリティ各社も、McAfeeのSiteAdvisor(サイトアドバイザー)やAVG TechnologiesのSeal-in-Search(シール・イン・サーチ)、トレンドマイクロの「Trendツールバー」など、安全サイトを識別するための各種プラグインやツールを提供している。


「goo ウェブ検索」結果画面に「ベリサインシール」を表示~マルウェアなど有害なソフトウェアに感染していない安全なサイトをひと目で認識~
http://pr.goo.ne.jp/detail/1462/

ベリサインシール※1がウェブサイト上のユーザの注視度に大きく影響
6割がベリサインシールに「安心を感じる」と回答
https://www.verisign.co.jp/press/2011/pr_20110113b.html

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