展示会場に並んでいた未発表パソコン
講演会場に併設されていたデモショーケースには、各社の第2世代Coreプロセッサー搭載最新パソコンが多数出展されていた。現時点では発表されていない製品も散見されたので、ここではそれを中心に紹介しよう。
ASUSTeKの大型ノート「G73Sw」。Core i7-2630QMを搭載し、エアフローを重視した筐体を持つ。3D表示にも対応する
エプソンダイレクトは、未発表のノートパソコン2製品を参考出展。筐体はほぼ同じだが、左はCore i7-2630QM搭載でCPU性能重視、右はCore i7-2620Mに15型級でフルHDのディスプレーと独立GPUを搭載したエンターテインメント志向の製品という
ケースに入っていて触れなかったが、NECではディスプレー一体型デスクトップ「VALUESTAR W」と、セパレート型デスクトップ「VALUESTAR L」の新CPU搭載マシンを参考出展していた。未発表の春モデルで導入されると思われる
オンキヨーからも一体型デスクトップ「E723」が登場するようだ。CPUには低消費電力版のCore i5-2400Sを採用
先日発表された新製品にはなかった、東芝「dynabook Qosmio」の新CPU搭載一体型デスクトップも参考出展
パナソニックからは新CPUを採用したLet'snoteが2機種参考出展。写真の機種は光学ドライブ内蔵のSシリーズ後継機だろうか
レノボからは大型ノート「ThinkPad Edge E520」が参考出展。2月頃には正式発表されるもよう
Acerは未発表のCPU搭載パソコンを3製品出展。左はCore i7-2630QM搭載の大型AVノート「Aspire AS 5750G」。右はゲーマー向けデスクトップとしてはやや小型の新筐体を採用した「Aspire Predator AG3600」
また会場にはパソコン以外にも、第2世代Coreプロセッサーを組み込みプロセッサーとして使用した機器が展示されていた。パイオニアが参考出展していた「ディスカッションテーブル」(関連記事)は、大型タッチパネルディスプレーを備えた会議システムで、ディスプレー上に表示したコンテンツをマルチタッチ操作で素早く移動、拡大縮小して表示できる。
また、別のパソコンの画面をLAN経由でテーブル上に表示/操作したり、近距離無線伝送技術「トランスファージェット」に対応したデジタルカメラから画像を取り込んだり、側面に装備したスキャナーで紙を読み込むなど、多彩なコンテンツを扱う機能を持つ。会議だけでなく、接客に応用するのも面白そうな機器である。
新CPUを搭載した「ディスカッションテーブル」
テーブル上に表示したコンテンツを、光学タッチパネルで操作して自在に表示したり、その場で手書きで書き込みを加えられる
側面にはスキャナー(PFUのScanSnap)を装備して、紙データをその場で取り込める。上に置かれたカメラとはトランスファージェット経由でつながっていて、直接写真も取り込める
第2世代Coreプロセッサーと裸眼式3Dディスプレーを組み合わせた「デジタル水槽」なんてものも展示されていた