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イマージュがMBO実施、上場廃止で経営立て直しへ

2011年01月12日 09時39分更新

記事提供:通販通信

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 イマージュホールディングスは1月7日、経営の自由度を高めるため、非上場化を目的としたMBO(経営陣による自社株買い)を実施すると発表した。

 MBOの実施は、普通株式の上場廃止を前提としたもの。同社は73年に、香川県高松市において、なんぼ企画として設立。設立当初は、広告代理業を営んでいたが、78年9月にカタログ通信販売に参入し、93年に大阪証券取引所、03年に東京証券取引所に上場した。

 しかし近年は、米国金融市場の混乱を景気とした世界的な景気減速の影響を受け、10年2月期に収益悪化の主要因であった店舗事業から撤退、11年2月期第2四半期連結業績予想数値を下方修正するなど、5期連続で最終赤字が続いていた。

 また、通信販売業界においては、インターネット通販の台頭により、同社のコア事業である紙カタログを用いた通信販売の市場が、年々縮小していた。こうした環境の中で、同社は足下の収益を確保するため、投資や販売促進費を抑制してきたが、通販事業の再構築を進めるためには、非上場化により経営に専念できる環境づくりが必要と判断した。

 創業者一族は保有する全株式を、TOB(株式公開買い付け)を実施する投資会社に売却することで合意している。

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