新旧2CPUずつ、合計4CPUで比較
今回テストを行なう新CPUは4コア8スレッドの「Core i7-2600K」(3.4GHz)と、4コア4スレッドの「Core i5-2500K」(3.3GHz)の2つ。比較用として4コア8スレッドの「Core i7-875K」(2.93GHz)と、2コア4スレッド「Core i5-655K」(3.2GHz)のスコアも計測している。
マザーボードは新CPU用にIntel純正のP67搭載マザー「DP67BG」と、H67搭載マザー「DH67BL」を使用。旧CPUはGigabyteのH55搭載マザー「GA-H55-S2V」を用いている。なお、Core i7-2600KはHyperThreadingオン・オフの2パターンを掲載する。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | 「Core i7-2600K」(3.4GHz) 「Core i5-2500K」(3.3GHz) 「Core i7-875K」(2.93GHz) 「Core i5-655K」(3.2GHz) |
マザーボード | 「DP67BG」(P67) 「DH67BL」(H67) Gigabyte「GA-H55-S2V」(H55) |
メモリー | Corsair「TW3X4G1333C9A」(DDR3 PC3-10666 2GB 2枚組) |
HDD | Seagate「ST3160812AS」(160GB) |
電源ユニット | Thermaltake「Toughpower QFan 650W」(650W) |
OS | Windows 7 Ultimate(32bit) |
まずはCPUの基本演算性能をSandra 2011でチェックしてみよう。Sandra 2011はAVX命令に対応しているため、新CPUのマルチメディアテストはすべてAVX命令が使用されている。そのため、これらのテスト結果は新CPUが良好だ。特に浮動小数点と倍精度は、オペランド幅2倍ろいう性能強化がそのままに、クロック比約2倍の結果を出しており、今後AVX命令対応ソフトが増えてくれば旧CPUから乗り換える価値が大いにある。
その他では、純粋な演算テストでのCore i7-2600KのHyperThreadingの効率のよさが目につく。エンコードやレンダリングといった演算速度を重視する用途においては、やはりHyperThreading搭載モデルの優位性が大きい。
Sandy Bridgeの1コア1クロックあたりの性能は旧CPUよりも5~10%ほど高いが、PC Mark Vantageのような実アプリに近いものだとその差は小さくなる傾向にある。
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