Tシャツ、カレンダーなど
このほか、値段には関係ないものの、
- Apple Store特製Tシャツ(非売品)
- カレンダー(非売品)
- iTunes Card
などが入ってくるだろう。
ちなみにiTunes Cardについては、2010年は1曲だけダウンロードできる「iTunes One Free Song Card」が2枚入っていた。このカードはイベントなどのプレゼントでよく配られるもので、2011年も同様にこれが使われると予想している。
なお、昨年はLucky Bagそのものが市販のバッグ(「Incase 15インチ Nylon Compact Backpack」 /8800円相当)で、全体の価格に組み込まれていた。これはバッグの中に入る品物のサイズが限定されてしまう反面、価格調整しやすいというメリットがあったように思う。
2011年は、去年と比べてLucky Bag自体の価格が5000円下がっており、この差を解消するために、従来使われてきたノーブランドの安価なナイロンバッグになるのではないかと見ている。
これで、合計が6万3660円分(iPod touchだった場合は6万6880円分)。金額的にはなかなかお買い得感が高いと思うが、内容的には2009年、2010年と大きな差がなく、あまり面白みのない内容になってしまった。
実は、MobileMeとどちらにしようかと最後まで迷ったのが、iPhone、iPod touch、iPadに続く第4のiOSデバイスこと「Apple TV」だ。Apple TVは価格も8800円と安く、始まったばかりの映画レンタル/販売サービスを盛り上げる意味でもLucky Bagにピッタリなアイテムといえる。ただし、発売されたばかりの製品がLucky Bagに入っていた例が少ないこともあり、今回は見送っている。
はたして嬉しいサプライズはあるか?
今回のLucky Bagで期待されているものとしては、やはり電子書籍・タブレットブームの火付け役となった「iPad」だろう。iPadは発売当初こそ大きな注目を集めたが、最近はやや売り上げが鈍化しているとの報道もあり、そろそろ新型の噂がまことしやかに流れ出している。Lucky Bagに入れるにはいいタイミングだ。
金額的にはiPod nanoの2倍以上になるため、すべてのLucky Bagに入れるのは無理だろうが、一部のバッグに入る、いわゆる「中当たり」に使われてくるのではなかろうか。入るとしたらWi-Fiモデルの16GB版(4万8800円)になるだろう。
もちろん、大当たりはMac本体だ。こちらは「MacBook Air」や「iMac」など、複数のバリエーションになるだろう。台数は銀座が数台、他店では1~3台程度と予想する。
Apple Storeの意地は見られるか?
ここまで披露してきたのは、あくまで過去の経験から導かれた「予想」。お読みいただいた読者諸兄には恐縮だが、正確さは保証できない。特にサードパーティ製のアイテムは、ブランドや型番まで当てるのは至難の技。金額や傾向の大体の目安としてお考えいただきたい。
もしこの予想が当たっていたとしたら、筆者のように例年並んでいる強者たちには正直なところ不評だろう。iPod nanoが悪いとはいわないが、優等生すぎて面白みに欠ける内容だからだ。厳寒の中を並ぶ以上、サプライズを期待してしまうもの。
さすがに3年連続で同じような中身というのも芸がなさすぎる。ここはひとつ、Apple Storeの総力を傾けて、1月2日のレポートで筆者をうならせ、褒めちぎらせてくれるような内容をぜひとも期待したい。
あるいは、中身が1種類であっても、昨年のように並んだユーザーの大半が買えないという悲劇を繰り返さないよう、Lucky Bagの数を大幅に増やしてくれるのであれば、筆者としては是としよう。
いずれにしても本番まであとわずか。筆者の予想がいい意味で裏切られることを祈りたい。