本記事はNTTドコモの「REGZA Phone T-01C」(関連記事)のロードテスト記事だが、最初に結論を言わせていただくと、12月24日現在、まだ実機を入手できていない。
なんで入手できていないかというと、私が人気のある最新スマートフォンの買い方をわきまえていたかったからだ。今回はその残念な話をさせていただきたい。
「iPhone 4」を買いかけたが……
そもそも、なぜ私がスマートフォンを買おうと思ったのか。今の携帯電話(NTTドコモ P-07A、パナソニック製)を購入してからまだ約1年半しか経過していない。「この携帯電話、もう古い!」とは言い難い気分だし、分割払の残金がまだ1万円以上残っている。バッテリーが1日半しか持たなくなったこと以外は、特に問題なく使用している。
しかしながら、ふと気が付くと、周囲の人のほとんどが「iPhone」などのスマートフォンユーザーだったりする。
実はこれまでにiPhoneを購入する機会があった。「iPhone 4」の発売前に周囲の人たちの「みんなで買おう!」的な雰囲気につられて、予約開始日(6月15日)にソフトバンクショップに赴いたりした。
しかし、予約開始直後(17時)だというのに、すでに手続き待ちで数十人の行列ができており、さらに「本日の予約受付は(列に並んでいる途中の人までで)終了です」と店員からのアナウンスもあり、いさぎよく予約を断念したという経緯がある。
この時の敗北感からか、以後はiPhone 4が欲しいという気持ちが急速に冷め、というかスマートフォン自体に興味を失い、結局購入に踏み切ることがないまま現在に至っている。
そんな筆者の心境とは裏腹に、iPhone 4発売以降、社内外でスマートフォンユーザーがどんどん急増している。現在のASCII.jp編集部に至っては、13人中10人が何らかのスマートフォンを持っている。さすがにこの状況は仕事にも影響しそうでちょっと焦る。
そんなときに飛び込んできたのが、11月8日の「REGZA Phone」発表である。
なぜREGZA Phoneなのか?
私がスマートフォン、というか携帯電話全般でどうしても欲しい機能(通話などの基本機能は除く)は2つある。「おサイフケータイ」と「ワンセグ」だ。どちらも現在使用中の携帯電話に備わっている機能で、これらは頻繁に使う。電車やバスは「モバイル Suica」オンリーだし、風呂場やちょっとした待ち時間でのワンセグ視聴は欠かせない。
iPhone 4はなんとなく欲しいぐらいにしか考えてなかったので、ひとつのガジェットとして“買い増し”するつもりだった。しかし、今回はメインの携帯電話から“乗り換え”て使うつもりだ。それ故に上記の2大機能は必須なのである。
さらに、お風呂でワンセグを堪能することを考えると、防水機能も欲しい(ちなみに現在の携帯電話は防水仕様ではないため、ビニール袋に入れて風呂場に持ち込んでいる)。
現状、この条件を満たしているスマートフォンはREGZA Phoneのみであり、機能に関して迷う要素はなかった。
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