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MEDIVERSEキックオフイベント by ASCII Research Report

“ビンボーハッピー”は日本を幸せにするか?

2010年12月17日 09時00分更新

文● 中西祥智/アスキー総合研究所

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MEDIVRESE

12月14日、東京・青山にて「2011年、既存メディアはFacebookで儲かるか? それとも崩壊か!? MEDIVERSEキックオフイベント」が開催された


 12月14日、東京・青山にて「2011年、既存メディアはFacebookで儲かるか? それとも崩壊か!? MEDIVERSEキックオフイベント」が開催された。

 主催はMEDIVERSE(メディバース)。運営団体としては、一般社団法人メディア事業開発会議となる。MEDIVERSEが2011年2月から展開する「次世代メディアビジネスプログラム」のキックオフとして開催されたものだ。

増井教授

MEDIVERSE カリキュラムのチーフディレクター、慶應義塾大学環境情報学部の増井俊之教授

 次世代メディアビジネスプログラムは、事業会社の経営層・事業部長クラスを対象とし、ネットとメディアを活用して次世代のビジネスモデルを構築でき、新しい方向性を模索できる人材の育成を目的としたカリキュラムとなる。

折り紙の習熟曲線

増井氏が例として掲げた、折り紙の習熟曲線。同じ折り紙を15万回折り続けると、最初は800秒くらいかかっていたのが、15秒で折れるようになる。だが、実際にはそこまでしなくとも、例えば100回試した段階で、その先の習熟曲線のトレンドは見えるだろう。

 カリキュラムのチーフディレクターを務める慶應義塾大学環境情報学部の増井俊之教授は、MEDIVERSEの目指すところとして、以下の点を強調した。

  • 本質を見極めること
  • そのうえでトレンドを理解すること

増井 「かつては、電車に乗るときには切符を買っていた。音楽を聴くために、家にステレオコンポを持っていた。だが、それらは本質ではない。移動すること、音楽を聴くことが本質だ。切符がICカードに、ステレオコンポが携帯型オーディオに変わったように、こういった本質を改善するトレンドはいつか必ずブレイクする。本質を見極め、トレンドを理解することを、MEDIVERSEではやっていきたい」

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