12月15日、PTPは、法人向けの地デジ版SPIDER PROを発表。2011年4月27日より販売開始する。
地デジ版SPIDER PROは、約1週間分の地デジを全チャンネル録画できるHDDレコーダー。最大8チャンネル分のテレビ番組やCMを、24時間自動的に録画し、録りためた映像を保存・検索することができる。なお、従来までのアナログ版SPIDER PROは、2011年7月に実施される完全地デジ移行により、録画できなくなる。
地デジ対応版では、アナログ版と同様、約1週間以上の録画を実現。当然ハイビジョン画質で録画でき、画質を落とせば最大約2週間の全チャンネル録画が可能だ。また、リモコンは赤外線方式から電波式に変更し、SPIDER PROの設置場所に関係なく操作できる。なお、操作性はアナログ版以上のレスポンスを実現しているという。
当日行なわれた発表会でPTP代表取締役 有吉昌康氏は、放送局や広告代理店、一般企業の広報部やマーケティング部など多くの導入企業で、幾度となくリクエストされていたのが地デジ対応だったと明かした。
地デジ化するにあたり、サービス対象地域の拡大する。現在、関東と関西の2地域でのサービスに対し、名古屋と札幌、福岡も対象地域となる。
また、コピーは従来まで内蔵したDVDマルチドライブによって可能だったが、地デジ版では内蔵の光学ドライブは廃止された。録画した番組をコピーするには、搭載されたSDスロットによりSDカードにコピーするほか、ネットワーク対応DVD/Blu-rayレコーダーやPC、NASを利用する。もちろん、ダビング10に準拠しているため、10枚までしか複製できない。
主な仕様は、本体サイズが幅430×奥行き470×高さ88mm、録画コーデックはH.264/AVC、録画解像度1440×1080(HD)、録画容量は約3TB、保存領域が約400GB。
価格は80万円、サービス利用料金が月額6万円となる。