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14型ワイドを2枚搭載!? 驚きの2画面ノートがAcerから

2010年12月15日 17時15分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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ICONIA

ICONIA

 日本エイサーは15日、キーボードがない代わりにタッチパネル付き14型ディスプレーを2画面搭載した大型ノートパソコン「ICONIA」(アイコニア)を発表した。発売時期は2011年2月以降の予定。

上下両面ともタッチパネル付きディスプレー

上下両面ともタッチパネル付きディスプレーとなっている

 ボディーの上下にタッチパネル付きディスプレーを搭載したノートパソコンとしては、東芝の「libretto W100」がすでに発売されている。しかし、libretto W100がモバイルノートであるのに対して、ICONIAは大きめのタッチパネルディスプレー2枚を組み合わせて、新しいノートパソコンの使用感を追求した製品となっている。

 本体の上下両面に搭載されたディスプレーは、14型で解像度は1366×768ドット。Windows 7自体が備えるマルチディスプレー機能を使い、ウェブブラウザーを上下両面一杯に表示するといった操作が可能である。

ディスプレーは完全にフラットな状態まで開く

ディスプレーは完全にフラットな状態まで開く

プレインストールアプリの「Touch Browser」

プレインストールアプリの「Touch Browser」で上下両面にウェブページを表示した状態

 特色はタッチ操作に適した独自のユーザーインターフェースを備える点にある。下側のディスプレーに5本の指で触れると、「Acer Ring」と呼ばれる独自のグラフィカルなランチャーが表示され、プレインストールされたタッチ対応アプリケーションを簡単に呼び出せる。また両手の指全部で触れると、下画面全体を使うソフトウェアキーボードが表示され、キーボード入力が行なえる。

独自のタッチUI「Acer Ring」

5本指で触ると表示される、独自のタッチUI「Acer Ring」

ソフトウェアキーボード

ソフトウェアキーボードは一般的なノートパソコンの配列を再現している

 アプリケーションには、上下両面を使って表示するウェブブラウザー「Touch Browser」(表示にはInternet Explorerを使用)、ウェブページから任意の画面を切り取って保存する「My Journal」、FacebookやYouTube、Flickrなどのソーシャルメディアを一覧表示する「Social Jogger」などが用意されている。いずれもタッチ操作に最適化されているため、一般的なWindowsアプリケーションをタッチで使う際に感じやすい、使いにくさを感じさせなくしている。

Social Jogger

下画面で3種類のサービスを一覧表示し、上画面ではウェブブラウザー表示を行なう「Social Jogger」

Touch Photo

画像閲覧・修正ソフトの「Touch Photo」では、下画面で画像やツールを選択して、上で大きく表示する

 CPUは「インテルCore i5プロセッサー」を搭載するとだけしか公表されていない。おそらくインテルが2011年初頭に発表すると言われる新CPU「Sandy Bridge」系列を採用すると思われる。メモリーは4GB、ストレージには640GB HDDを採用。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版を採用する。重さは約2.8kgで、バッテリー駆動時間は最大約3時間。主な仕様は下表を参照のこと。

 価格はオープンプライスで、予想実売価格は14万円前後。

ICONIA の主な仕様
CPU Core i5プロセッサー(詳細非公開)
メモリー 4GB
グラフィックス CPU内蔵
ディスプレー 14型ワイド 1366×768ドット ×2
ストレージ HDD 640GB
質量 約2.8kg
バッテリー駆動時間 約3時間
OS Windows 7 Home Premium 64bit版
予想実売価格 14万円前後

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