Lenovo Ideaシリーズ大研究 第34回
3Dゲームも十分遊べるパフォーマンス
IdeaCentre K320(2)──性能とメンテナンスのしやすさに満足
2010年12月23日 11時30分更新
パワーコントロールスイッチを搭載
フロントパネル中央にパワーコントロールスイッチと呼ばれるスライドスイッチが用意されていることも、IdeaCentre K320の特徴だ。
パワーコントロールスイッチは、Turbo/Auto/Coolの3段階にスライドでき、Turboモードがパフォーマンス重視、Autoモードが自動切り替え、Coolモードが省電力優先となる。
現在のモードによって、パワーコントロールスイッチの周りのイルミネーションLEDの発光の仕方が変わり、Turboモード時は赤色で高速点滅、Autoモード時は青色で中速点滅、Coolモード時は緑色で低速点滅となる。
なお、このイルミネーションは、本体上面のイルミネーションボタンによって、オン/オフが可能だ。
ワットチェッカーを使って、アイドル時の消費電力を計測したところ、Turboモードでは72W、AutoモードとCoolモードでは69Wとなった。
Windowsエクスペリエンスインデックスの値は、TurboモードでもCoolモードでも変わらなかった。
そこで、YouTubeフルHD動画再生中の消費電力を計測したところ、90W程度であった。デスクトップPCとしては、消費電力も少ないほうだ。動作時の騒音もかなり小さい。静音性を重視するなら、Coolモードにすることで、さらに騒音が小さくなる。
また、キーボード右上のLVTキーを押すと、Lenovo Vantage Technology Start Centerが起動する。
Lenovo Vantage Technology Start Centerは一種のランチャーで、プリインストールアプリケーションが、「アプリケーション・エクスペリエンス・センター」「システム・メンテナンス・センター」「ヘルプ・センター」の3つのカテゴリに分かれて登録されており、必要なアプリケーションをすぐに探し出せる。
3Dゲームも十分遊べるパフォーマンス
今回紹介しているIdeaCentre K320は、Core i7-870とGeForce GT 330搭載ビデオカードを備えており、Core iシリーズの内蔵グラフィックス機能を利用しているマシンに比べて、3D描画性能が高い。
ちなみに、以前実施したGeForce GT 320を搭載した前モデルのゲームベンチマークでは、比較的軽めの「ストリートファイターIV」はもちろん、かなり負荷が高いゲームである「バイオハザード5」でも、1280×720ドットなら45fps超えを記録した。今回のモデルではビデオカードのグレードが上がっているので、前モデル以上のパフォーマンスが期待できるだろう。
このようにIdeaCentre K320は、拡張性とメンテナンス性が高く、基本性能も高いことが魅力だ。
次のコーナーでは付属のソフトウェアについて触れよう。
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