三菱電機
RDT232WM-Z
サイズ/解像度 | 23インチ/1920×1080ドット | スピーカー | 3W+3W |
---|---|---|---|
パネル種類 | TNパネル | ||
入力端子 | DVI-D、HDMI×2、D-Sub15ピン、D5端子 | ||
設置面積 | 幅546×奥行き230×高さ363mm | ||
実売価格 | 4万3000円前後 |
倍速補間機能と超解像技術を搭載
入力端子も充実
三菱電機の「RDT232WM-Z」は、PC用液晶モニターとしては業界初となる倍速補間機能「倍速クリアピクチャー」機能と超解像技術「ギガクリア・エンジン」を搭載したハイエンドモデルだ。専用ユーティリティ「ギガクリア・ウインドウ」(Windows Vista/7対応)を利用すれば、マウス操作によって任意の動画エリアだけに超解像技術をかけることも可能だ。
さらに、デジタル×アナログだけでなく、デジタル×デジタルにも対応したPinP機能も搭載。PC画面を表示させながら、HDMI入力に接続したBDレコーダーなどの機器の映像を子画面で表示できる。
パネルは、光沢タイプのTN液晶パネルを採用しており、発色は鮮やかだが、外光の映り込みがやや気になることがある。視野角は上下・左右とも160度と一般的だ。コントラスト比は1000:1で、輝度は300cd/m2である。応答速度はGTGで3msと高速で、動画応答性能の指標となるMPRT(Moving Picture Response Time、人の目で感じる応答速度の評価基準)も8msと優秀だ。
本体のデザインは、直線を基調としたシャープなデザインであり、額縁部分も狭い。入力端子が豊富なことも魅力で、DVI-D、HDMI×2、D-Sub15ピン、D5端子の合計5系統の入力端子を備えている。また、サウンド入力端子も備えており、3W+3Wのステレオスピーカーとヘッドホン出力端子を搭載している。
ネックブロックで高さ調整が可能
スタンドの機能は比較的シンプルで、スイーベルやピボットには対応しておらず、下5度、上20度のチルト調整のみだ。ただし、高さ30mmのブロックネックが3つ付属しており、4段階(最低高さ、+30ミリ、+60ミリ、+90ミリ)に高さを調整することが可能だ。
VESA規格(100ミリピッチ)に対応しており、スタンドに置かず、市販のVESA準拠アームを取り付けることもできる。また、背面に取っ手がついており、片手でも楽に持ち上げて移動できるのも便利だ(重量は台座込みで約6.1kg)。
本格的なリモコンが付属
OSDの操作は、本体中央下部に用意されている4つのボタンで行なう。OSDで設定可能な項目は多いが、表示が大きく、一度にたくさんの項目を確認できるので操作性は良好だ。動画再生時のコントラストを高めるダイナミックコントラスト機能は、「CRO」と呼ばれている。
RDT232WM-Zのウリの、倍速補間機能「倍速クリアピクチャー」は、オフ/弱/強の3段階で設定でき、超解像機能の効きは0~100%まで10%刻みで設定できるので、映像ソースや好みに応じて調整すればよい。また、本格的な赤外線リモコンが付属していることも評価できる。入力切り替えやPinPの操作はもちろん、OSDの操作もすべてリモコンから可能だ。
TN液晶パネルなので、上下の視野角はあまり広くないが(色味の変化が大きくなる)、下から液晶モニターを見上げる場合に、正しい色味で見えるように設定する、「ルックアップモード」が用意されているのもユニークだ。フルHD解像度以下の信号が入力された場合は、フルスクリーンとアスペクト固定で拡大、2xズーム(縦横2倍に拡大表示)、リアル(ドットバイドット表示)の4種類から選べる。
ただし、工場出荷時設定での消費電力は58Wとやや大きく、長時間稼働させていると、本体がやや熱くなることが気になった。
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