利用頻度が減ったり、新機種に買い換えるために不要になったデジタルアイテムは、中古ショップに買い取ってもらうのがお得だ。製品によってはいい値段が付くこともあり、新製品購入の予算に回すこともできる。今回はパソコンやスマートフォンなどのデジタルアイテムを、なるべく高く売る技を紹介しよう。
手持ちの製品を売って新製品の資金に充てよう
デジタルアイテムの買い取りは、例えば秋葉原なら「ソフマップ」や「じゃんぱら」など、いくつかのショップで行なわれている。秋葉原にあるこれらの大手ショップは、郊外の小規模中古ショップよりもいい値段を付けてくれる傾向がある。
例えば、ソフマップでは「iPhone 3GS 32GB」の買い取り上限額は2万4000円、「Xperia SO-01B (K)」は1万5000円となっている(本稿執筆時点、最新の価格はウェブサイト等で確認のこと)。新機種に買い換えようと考えているなら、予算の足しになる。ケースや予備バッテリーなどの周辺機器を充実させてもいい。
新製品を即購入したものの「いまいち使えないな」というなら、高値が付いているうちに売ってしまうのもアリ。例えば、発売されたばかりの「GALAXY Tab SC-01C Chic White」は2万5000円の値が付いている。
また、昔買ったレアアイテムがあるなら、お宝度合いをチェックしてみよう。例えば、2005年に19万4250円で販売された「AIBO ERS-7M3/B」 (パールブラック) の上限買い取り価格は、なんと16万円! 放置しているくらいなら、売却を検討する価値はある。
もちろん、ニーズによって価格は異なる。例えば1990年に発売され、定価が50万円近くしたシャープのホビー向けパソコン「X68000 SUPER/HD」は、上限買い取り価格が「0円」。買取センターに持ち込むと、100ポイントをプレゼントしてくれるのみとなる。
外箱はなくてもいいが付属品は揃えたい
ウェブページでチェックした買い取り上限金額は、あくまでも条件を満たしている製品に限られる。だが狙うならやはり上限額だ。そこで、どうすれば高く買い取ってもらえるのか、ソフマップ秋葉原買取センターの梶田祐輔氏に聞いてみた。
ソフマップの買い取りシステムは、化粧箱がなくても買い取り査定に響かないのが特徴だ。パソコンやプリンタなどでは、大きな外箱は捨ててしまいがちなのでうれしいところだ。箱がなくても、付属品が揃っていて状態がよければ、上限どおりの価格で買い取ってくれるという。
付属品とは「購入時に箱に入っているものすべて」だ。ケースバイケースだが、「使用上の注意」のような紙ペラ1枚のものならば、なくても減額されないこともある。とはいえ、マニュアルやリカバリーディスク、ACアダプターにケーブル類など、足りないものがあると、どんどん減額されてしまう。
試しに、2002年に購入したMOドライブを査定してもらったところ、買い取り上限は100円。「はじめにお読みください」と「クイックスタートガイド」が欠品でそれぞれマイナス10円、「ユーティリティCD-ROM」もなくマイナス30円で、査定は50円という結果になった。自分でもそのような付属品があったことさえ忘れていたが、ソフマップでは独自にデータベースを作っているとのことだ。
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