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Googleローカル検索 順位を決定する3要素は「関連性」「著名度」「距離」

2010年12月06日 18時21分更新

記事提供:SEMリサーチ

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Googleプレイス検索、Google Boost、タグ、Hotpotに代表されるように、Googleはローカル検索を強化している。オーガニック検索におけるローカル情報の露出機会も増えるにつれ、ローカル検索への最適化の重要性も高まってきている。では、Googleはローカル検索の検索順位をどのように決定しているのだろうか。

米GoogleのGoogleプレイス担当シニアストラテジスト・Brianna Brekke氏は2010年12月3日、同社の公式ブログにおいて、Googleがローカル検索のランキングアルゴリズムについて解説した。

たとえばニューヨークのユニオンスクエアにいると仮定しよう。ある日、コーヒーが飲みたくなって"coffee shops in Union Square, NYC"と検索したとする。この時、どんな順番でお店が表示されるのか。

Brekke氏によると、ローカル検索のランキング決定において特に考慮するのが「Relevance(レリバンス、関連性)」、「Prominence(プロミネンス、著名度/有名度)」、そして「Distance(ディスタンス、距離)」の3つだという。

レリバンス(Relevance)とは、検索キーワードとショップとの関連性だ。この場合、コーヒーショップをオーガニック検索に表示して、クリーニング屋やガソリンスタンドがリストアップされないようにすることだ。

プロミネンス(Prominence)とは、あるコーヒーショップがどれだけ有名・著名なのかを判断するシグナル。これはオンライン上の様々なウェブのソースを参照して決定する。

ディスタンス(Distance)とは、コーヒーショップがターゲットの場所からどれだけ離れているかを判定する。今回の場合、ユニオンスクエアからコーヒーショップまでの距離だ。もし検索クエリで場所を指定しなかった場合、検索場所が距離を測定する起点となる。

なお、Googleプロダクトマネジャー・Jeremy Sussman氏によると、Googleのソーシャルレコメンデーションサービス・hotpot(おみせメモ)に掲載されたお店のレビューや点数も、ローカル検索のランキングに影響するという。GoogleアカウントにサインインしてHotpotを有効にしている場合、あなた自身や友人が投稿したレビューに基づいてパーソナライズされたレコメンドが行われるという。一方、タグやスーストの掲載状況は、ローカル検索のオーガニックランキングには影響しないとも述べている。


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ウェブページのランキングアルゴリズム同様にもっと複雑な処理が行われているのですが、特に重要な要素としてGoogleがピックアップしたのが Relevance、Prominence、Distance ということです。Prominence はウェブをクロールして、お店の名称や住所に言及している記事や、他のローカルディレクトリの掲載状況などを分析してスコアリングしていると思われます。Googleに自分のお店や所在地情報を適切に認識させるためにウェブマスター側が行わなければいけないこともあるわけですが、その話はまた別の機会に説明します。

Googleプレイス検索で地域情報のビジビリティが高まっているのは事実ですので、ウェブページやキーワードという単位にとらわれず、広い意味でオンライン世界におけるデジタルコンテンツの最適化(検索エンジンによる可読性や、それを通じた検索性を高めていくこと)に取り組んでいく必要があるでしょう。

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