このページの本文へ

Lenovo Ideaシリーズ大研究 第29回

家族みんなで使えるスリムタワーPC

Lenovo H320(1)──横幅10cmのスリムな筐体を採用

2010年12月23日 11時30分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Core i3-550を搭載

 Lenovo H320は、PCとしての基本スペックも充実している。基本性能を決めるCPUとしては、動作クロック3.2GHzのCore i3-550を採用(上位モデルの76981LJではCore i5-650を搭載)している。

 Core i3-550は、デュアルコアCPUだが、一つのコアで2つのスレッドを同時に実行できるハイパー・スレッディングテクノロジーをサポートしているため、最大4つまでのスレッドを実行可能だ。

 動作クロックも3GHzを超えているため、モバイル向けCPUを搭載する一般的なノートPCや液晶一体型PCに比べてパフォーマンスは高い。

 メモリーは、標準で2GB×2の合計4GB実装されているが、マザーボードにはメモリーを差すDIMMスロットが4基用意されているので、2基空いている。

 この空きDIMMスロットに2GB DIMMを2枚装着することで、最大8GBまでメモリーを増設できる。

 HDD容量は500GBで、3.5インチ7200rpmドライブを採用。HDDの性能も高い。

 Core i3は、グラフィックス機能を統合したCPUであり、Lenovo H320ではCPU内蔵グラフィックス機能を利用している。

 光学ドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSは、Windows 7 Home Premium 64bit版がプリインストールされている。

 このクラスのデスクトップPCとしては、水準以上の性能を持っているといえる。

キーボードやマウスも使いやすい

 付属キーボードは、PS/2経由で接続する一般的なキーボードで、液晶一体型機に付属しているものとデザインは同じ。ボディカラーにあわせてカラーはブラックとなっている。

 キーピッチは約19mmで、キーストロークは約3mmと余裕があり、手の大きな男性でも快適にタイピングが可能だ。

キーボードのカラーは本体にあわせてブラックになっている。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約3mmと余裕がある。キー配列も標準的で、ゆったりしているので使いやすい

ホイール付きの光学式マウスが付属。こちらもカラーはブラックで、本体やキーボードと統一感がある

 なお、キーボードの右上には、オレンジ色のLVTキーが用意されている。これは、Lenovo独自のキーで、LVTソフトウェアが導入されているマシンのみ有効になる。Lenovo C200の場合、LVTキーは利用できなかったが、Lenovo H320には、LVTソフトウェアが導入されているので、LVTキーが有効になっている(LVTソフトウェアについては、次回紹介する)。

 キー配列は標準的で、キーボードの刻印も見やすいので、タイピングしやすい。マウスは、USB接続のホイール付き光学式マウスが付属する。こちらもLenovo C200に付属するものと同じだが、カラーはブラックになっている。

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中