家族みんなで使えるスリムタワーPC
レノボ・ジャパンの「Lenovo H320 76981JJ」(以下、Lenovo H320)は、スリムタワー筐体を採用したセパレートタイプのデスクトップPCだ。省スペース性という点では、ノートPCや液晶一体型PCのほうが有利だが、拡張性や性能、コストパフォーマンスの点では、筐体が大きく、3.5インチHDDなどを搭載できるデスクトップPCが有利である。本製品は、デスクトップPCの中でもコンパクトなスリムタワー筐体を採用し、実売価格も6万円前後と低価格だが、基本性能は十分なので、初めてPCを買う初心者はもちろん、以前購入したPCの買い替え用途にも向いている。デスクトップPCとしては省スペースなので、リビングなどに置いて家族みんなで使うにもふさわしい1台だ。
発売時期:2010年10月
リビングにも最適なスリムタワーPC
ここでは、「Lenovo H320」を4回に分けてレビューする予定だが、今回は、基本スペックとデザインをチェックしていきたい。
まず、Lenovo H320の外観を見ていこう。Lenovo H320は、スリムタワーと呼ばれる小型のタワー型筐体を採用している。ミドルタワーやミニタワーの場合、光学ドライブが横に配置されているため、横幅が20cm程度になってしまうが、スリムタワーでは光学ドライブが縦に配置されているので、横幅をスリムにできることが特徴だ。
本体のサイズは、幅100×奥行き400×高さ293mm、重量は約6.8kgと、デスクトップPCとしてはコンパクトで軽い。ボディカラーはブラックを基調としており、フロントパネルの大部分を占めるドライブベイカバー部分には光沢があり、上下のスロットやポート類が配置されている部分はつや消しとなっている。
電源スイッチは、本体上面に配置されているので、本体を床置きした場合でも押しやすい。筐体の質感はよく、電源を入れると、前面上部のLenovoロゴが光るのも高級感を演出している。光学ドライブはトレイ式で、イジェクトボタンを押すことで、カバーが開いてトレイが出てくるが、そのカバーの動きもスムーズだ。
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