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プライベートクラウド環境を企業内に構築する

日立情報、プライベートクラウド構築ソリューション展開

2010年12月06日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 12月3日、日立情報システムズは、プライベートクラウド環境を企業内に構築する「プライベートクラウド構築ソリューション」を本格的に展開すると発表した。

プライベートクラウド構築ソリューションの全体構成

 プライベートクラウド構築ソリューションは、従来提供してきた各種SaaS/クラウド型サービスを組み合わせて提供するもの。

 同社では、これまで提供してきた仮想化ソリューション「VSolution」やデータセンタで展開するハイブリッドアウトソーシング「BusinessStage」、各種SaaSソリューション、セキュリティクラウドサービス「SHIELDeXpress」などを「仮想プラットフォーム」と「アプリケーション環境」、「ネットワーク・セキュリティ」、「デスクトップ環境」の4分野に集約してサービスを展開していくとしている。

 2年間で約200社を超える顧客に対する仮想化ソリューションの導入実績やクラウドを利用したシステムの構築・運用技術などにより、信頼性の高い安心・安全なプライベートクラウドを短期間で構築可能。また、アクセスログの一元管理やPKI(Public Key Infrastructure)による強固な認証基盤の導入により、コンプライアンスが強化できるとしている。

 これらにより、TCO削減や経営環境の変化に柔軟・迅速に対応し、ビジネスの拡大を強力に支援する戦略的な企業情報システムを構築できるという。

 同社ではプライベートクラウド構築ソリューションを、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」の1つとして展開。大規模企業、中堅規模企業に展開し、2012年度に200億円の売上を目指すとしている。

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