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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第15回

AV機能が充実したタッチパネル内蔵液晶一体型デスクトップPC

IdeaCentre A700 (3)──AV機能を試す

2010年12月13日 11時55分更新

文● 二瓶 朗、写真●篠原孝志(パシャ)

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IdeaCentre A700の特徴の1つとしてAV機能の充実度が高いということ。今回はそのAV機能についてとりあげていく。

テレビ視聴と録画はWindows Medeia Centerで

 IdeaCentre A700(以下A700)は、AV機能の1つとして、地デジ/BS/110度CSの3波対応テレビチューナーを内蔵している。

 そして、前回の記事で紹介したようにIdeaCentre A700(以下A700)にはオリジナルソフト、しかもタッチ機能を有効に活用したソフトが多数搭載されている。しかし、その中にテレビ視聴ソフトはない。テレビの視聴、番組表の参照、番組録画などはWindows 7の機能(Windows Media Center)からの操作となる。

テレビ放送の視聴などはWindows Media Centerを利用する

 Windows Media Centerの使い勝手はともかくとして、A700独自の視聴・録画ソフトが用意されていないのはやや残念。とはいえ、最低限必要な機能は網羅されており、くせのない操作感もシンプルなインターフェースは誰でも迷わず使いこなせるはずだ。その代わり、というわけでもないだろうが、A700に付属し、Windows Media Centerの操作にも対応しているリモコンは質感、操作感ともに良好だ。

付属リモコンと赤外線受光部。Windows Media Centerの操作にも対応する

リモコンは日本向けに独自に開発したもの。使い勝手にこだわっている

 また、A700に内蔵されている光学ドライブがBDドライブではなく、DVDスーパーマルチドライブである点も、AV機能に特化したPCと謳う製品としてはやや弱い点であるかもしれない。

 A700のAV機能の1つの大きな目玉であるのが、本体に内蔵された高音質スピーカーだ。採用されているのは、ハーマンインターナショナルが提供するJBLブランドのハイファイスピーカーだ。

 その音質は、他製品の一体型PCや液晶ディスプレイに搭載されがちな小型ステレオスピーカーとは比較にならないほど良い音質であると感じた。PCの前に座って普通に聴きとれる程度の音量でDVDコンテンツを再生してみたが、高音・低音ともに臨場感のある音で再現され、聴き取りにくさは全くなかった。

 また、音量を最大近くに上げても、音割れやビビリ音の発生もほぼない。サブウーファーなどは内蔵していないが、音の広がりと言う面では申し分なく、パソコン用スピーカーとしてはかなりの高い次元。ちょっとした専用システムに迫ると書いたら書きすぎだろうか。

 いずれにしてもテレビやDVDコンテンツの視聴には十分な性能といえるだろう。

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