この冬が買い時！ これで選べる使えるAndroidスマートフォン 第3回

国内メーカー／防水／QWERTYキー、選べるドコモのAndroid

防水でスペックもハイエンド
「REGZA Phone T-01C」

　大画面テレビでおなじみの「REGZA」を冠する、東芝ブランド初のAndroidスマートフォン。最大の特徴は日本のケータイでは当たり前となった防水への対応。上面にはイヤホンジャックもあり、カバーは特に用意されていないにも関わらず、これでも基板部への浸水はしっかり防がれている。

　REGZAの名もダテではなく、独自技術「モバイルレグザエンジン3.0」を搭載。リアルタイムの画像処理により、ワンセグのみならず、動画ファイルの再生時にも高画質化処理を施す。

　メインディスプレイは4型で、他の端末と比べるとやや縦長。解像度は480×854ドット（Xperiaと同じ）。わずかな差とはいえ、動画はもちろん、ウェブサイトを見る場合にも明らかにメリットがあるように感じる。国内メーカー製端末らしく、機能的には豊富で、おサイフケータイ／赤外線／ワンセグはもちろん、カメラ機能は1220万画素。パノラマ撮影や顔検出、美顔補正などにも対応するなど、スペック的には文句なしだ。

マットな感触と「Mellow Bordeaux」という筐体色はこれまでのスマートフォンではあまりなく好印象。カラバリは写真のMellow Bordeaux以外に、Moist Blackの2色

防水対応が施された裏蓋。これで厚みは約11.9mm（最厚部は約14.7mm）

　一方ソフト面を見ていくと、UIは素のAndroidに比較的近く、またシャープ製端末と異なり、エニーキーアンサー／クイックサイレントに対応しないなど、スマートフォン的。ただし日本語入力プログラムはいち早くATOKを標準搭載。横画面でのQWERTYタイプのタッチ入力も含めて、快適度は○だ。

　OSは現時点では、Android OS 2.1を搭載。来春の2.2へのバージョンアップが告知されている。12月17日の発売を予定しており、すでに事前予約もスタートしている。

素のAndroidに比較的近いホーム画面

レグザエンジンは動画の補正に効果がある。またATOKを標準で搭載

「REGZA Phone T-01C」の主要スペック
メーカー	富士通東芝モバイルコミュニケーションズ
ディスプレイ	4型液晶
画面解像度	480×854ドット
サイズ	62×126×11.9mm（最厚部14.7mm）
重量	約149g
OS	Android OS 2.1
最大通信速度 （下り／上り）	7.2Mbps／5.7Mbps
カメラ画素数	約1220万画素CCD
FeliCa	○
ワンセグ	○
防水	○
カラバリ	MoistBlack、Mellow Bordeaux
発売時期	12月17日

■関連サイト

• NTTドコモ｜REGZA Phone T-01C
• 富士通｜携帯電話「T-01C」