各社の3G通信に対応
無線LANも標準で対応する
通信機能は一般的な携帯と同じく各社の3G通信規格(W-CDMAまたはCDMA2000 1x EV-DO Rev.A)に対応している。ただし注意点もいくつかある。
まずau端末について。今年10月にスタートした「WIN HIGH SPEED」と呼ばれる下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsについては、対応機種と非対応機種がある。具体的には「IS03」は非対応だ。
次に国際ローミング。海外でも3Gネットワークは充実してきたが、2GのGSMしか利用できない地域もまだまだある。しかし、国内メーカーのAndroid端末にはGSM非対応機(ドコモ「LYNX 3D(SH-03C)」/au「IS03」)が存在する。海外パケット定額の登場で海外旅行におけるスマートフォンの有用性は格段に増しただけに、国外での利用予定がある人はチェックしておきたい。
なお無線LANやBluetoothはほぼデフォルトで搭載されていると考えていい。そのため、スペック表でも特段それらの項目を用意していない。
ケータイ譲りの高機能カメラ機能を搭載する
国内メーカー製Android端末
カメラ機能の充実が著しい日本のケータイ。国内メーカー製のAndroid端末では、この特徴は受け継がれている。1000万画素級の撮影素子を搭載することはもちろん、撮影シーンの自動認識や笑顔検出など機能も豊富。さらに多くのAndroid端末では画面のタッチでシャッターを切るのに対し、シャープ製端末では専用のシャッターキーを用意するほか、半押しにも対応するなど、さすがのこだわりだ。
もっともスマートフォンでのカメラの楽しさは、単純にキレイな写真を撮るという部分以外にもたくさんある。エフェクト処理をすることで面白写真を撮影するアプリを追加したり、写真をSNSにアップロードするなど使い方は色々。こういった楽しみ方はAndroid端末であればまったく共通で可能だ。
ケータイより大きなバッテリも
基本的には丸1日の利用が限界か
700~800mAh程度が一般的なケータイと比べ、1000~1500mAhと比較的大容量のバッテリを搭載するスマートフォン。ただし画面が大きく、プロセッサーも高速なため、使い方次第だとはいえ、バッテリは基本的にはあまり保たないものだと考えた方がいい。
特に終日外出の職業に従事しており、スマートフォンを頻繁に利用するようになれば夕方にはバッテリ切れという状況は多いに有り得る。使わないアプリはユーティリティなどによって終了したり、画面の輝度を下げるなど、長持ちさせるためのテクニックもいくつか存在するが、完璧な対策となると、バッテリを2個持つといった手法が一番手っ取り早いかもしれない。
またスマートフォンのバッテリが切れてしまうと、当たり前のことながら、音声通話も不可能になってしまう。1台持ちを予定している人(特にその端末を仕事でも使う人)は、この要素をあらかじめ意識しておきたい。
バッテリを気にして、スマートフォンを遠慮気味に使うというのは残念なことでもあるので、そのような場合にはスマートフォンとケータイの2台持ちも検討したい。1台持ちと2台持ちでは料金面での差は案外小さい。これについては最後のページで詳しく数字を計算している。
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